ズドラースト・ヴィーチェ、YUJI(@wish_yama)です。
自分より若い世代と関わるときあなたはなにを考えますか?もう平成が終わろうとしている昨今は「平成生まれなんだね、若いね」と言われることもなくなってきました。むしろ「平成元年?それっていつ?」と嘲笑の的になりつつあるのです。(実体験)
今日の記事では大学生とともに過ごす1ヶ月間の寮生活で感じた、人生の教訓について書いていこうと思います。
それではどうぞ!
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Contents
はじめに
#モスクワ からトランジット含めて合計14時間近くのフライトを経て #北海道 に到着しました。さてここから3時間30分の長距離バスで実家へ向かいます。
新千歳は体感気温20度くらい。先週いった #スーズダリ は4度だったので、比べるとかなり温かい。
遠いなぁ。 pic.twitter.com/B0RxPWbs4c
— すぎっしゅ@いまロシア🇷🇺 (@wish_yama) September 26, 2017
SNSの使い分けを皆やっていると思うのだけど、私はfacebookを”学びの発信”及び”旧友への近況報告”としている。今日の投稿はセブ島で一緒に英語を学んだ仲間と、モスクワのクラスメイトたちへ。一応英訳とかそのうちロシア語訳もつけて更新していきたいのだけど、むっちゃ消耗する。 pic.twitter.com/iBtzv2i3Gu
— すぎっしゅ@いまロシア🇷🇺 (@wish_yama) September 27, 2017
昨日、1ヶ月間のロシア留学を終えて地元である北海道へ帰ってきました。9月のモスクワに比べると北海道は幾分暖かく、ジャケットを羽織っていると額から汗が染み出すほど。これから秋に入ろうかというこの時期は、1年の中でもわたしのお気に入りの季節です。
ロシア留学では1ヶ月の間、日本の大学生たちと一緒に勉強し、寝食をともにしました。30歳を目前にしたいまとなっては20歳前後の若人と関わる機会もめっきり減ってしまい、彼らと生活することに一抹の不安を抱えていたというのが本音です。
しかしいまとなっては「一緒に時間を過ごしたことで見識が拡がった」と思えるほどに充実した時間を過ごすことができました。今日は彼らから学んだことや今後に活かすべきことをまとめた内容の記事です。
▼ロシア留学についての総括を記事にしました。
【ロシア留学】1ヶ月間のロシア留学を終えた感想(学生生活/旅行先/生活費など)と今後の動きについて。【まとめ】 – YUJImediaシーズン2
日本の大学生と一緒にロシア語を学ぶこと。
30歳を目前に控えたおっさんが日本の大学生と一緒に生活をする。1990年代後半に生まれた彼らと目線を同じくして授業を受けるということがどういうことなのか。もしかしたら、
「兄貴分として統括する。」
なんてこともあるかと予想していましたが実際はそんなことはほとんどなく、彼らからは教わることばかりでした。そして”情報革命”の最中に生きる彼らにはどんな特徴があったのか、これから具体的に気がついたことを追っていきたいと思います。
▼学生寮は日本ではなかなか経験することのできない貴重な時間でした。
【ロシア留学】プーシキン大学の学生寮に住むメリット・デメリットを写真付きで紹介していく。【寮生活】 – YUJImediaシーズン2
①熱中することで成し遂げられることを知っている。
一緒に過ごした大学生たちは日本でも最難関と言われる学校に通っています。なのでわたしから見れば”学問における先達”なのです。言い換えると人生における最初のハードルともいえる「受験戦争」に勝ち残ってきた人材なのです。
まず彼らに共通して見受けられたのが”ものすごく高い集中力”でした。わたしが話しかけても一向に気がつかないことがあり、そのときの彼らの集中力には一種の憧れすら抱きました。(わたしはどちらかというと注意散漫なので…)
そしてその集中を維持するための”儀式”を確立しておりそれを習慣化しています。わたしが信じることのひとつに「習慣が人生を作る」ということがあります。実際協力隊員として派遣されていたときも、窮地に陥ったわたしを”習慣”が救ってくれました。
彼らは若くして”熱中することで成し遂げられる”ことを知っているのです。
▼2015年の日本語弁論大会で優秀な成績を納めた生徒がいました。
【日本語弁論大会】彼女の日本語力がアジアで一番であると証明された日。 – YUJImediaシーズン2
②若い世代に触れることが価値観を変える。
ふたつ目は、世代間の差という異文化でした。10歳も年齢が離れていれば共通の話題も少なく、もちろん流行りの音楽も違っています。はたまたわたしは大学を卒業していないため「単位登録」やらなにやらの手段を一切知りません。
日本語という共通言語があるもののしばらく日本にいなかったわたしは国内情勢にも疎く、彼らにとってのそれは一種の「異文化コミュニケーション」だったのかもしれません。共通言語を介してお互いを理解するプロセスを踏む必要がありました。
この事実は、20歳代前半に初めての職場でかかわった諸先輩がたのすごさを実感することとなりました。今考えてみると言動を含めて相当ひどい新入社員だったなと。いまでも繋がりを持ってくれる先輩がたに感謝しかありません。
若い世代に触れるということは、教えることもあるけどそれと同じくらい学ぶことができる。同一民族なのに異文化コミュニケーションを図るということは、協力隊経験がいきてきそうですね。
▼協力隊員を目指す人は是非お読みください。
【協力隊応募】興味本位で協力隊に応募してみたら鬼のようなハードスケジュールだった。 – YUJImediaシーズン2
③「次に渡す」という考え方を持つべきである。
3つ目はわたし自身のことなのですがこの1ヶ月間で「次に渡す」という考え方を持つことができました。これはいわゆる”ペイ・フォワード”の考え方とは少し違います。受け継いでゆく、という表現がしっくりくるかもしれませんね。
いま大学生の彼らと30歳を迎えるわたしではどちらが日本・世界の未来を作っていくのでしょうか?どちらがより多くの情報を吸収して、統合した情報を発信してゆくのでしょうか?どちらか一方に投資しろと言われたら、多くのかたが将来性のある彼らを選ぶのではないでしょうか?
ではいまわたしたちがすべきは、10歳年上の人生における先輩がどんな暮らしをしてきたのかを伝えることだと思うのです。というのもいわゆる上昇景気の恩恵を受けたバブル世代でもなく”ゆとり世代”と揶揄されながら育った私たちが、社会を動かす中心の世代となりつつあるいま、どんな思いで生きているのかを伝える必要があると思うのです。
そしてこれまでの知識や経験そして決定権を彼らに渡すことが必要なのではないでしょうか彼らが望む・望まざるは関係ありません。次の未来を作るのは間違いなく彼らなおですから、生きやすい世の中に変えていくためには決定権を彼らに持たせることが大切だと思うのです。
これがわたしが感じた「次へ渡す」という考え方です。
▼11月には言語センターの生徒がモスクワ日本語弁論大会に出場します。
【日本語弁論大会】不安そうな表情の彼女が日本語弁論大会で優勝できた、7つの練習法。【マル秘】 – YUJImediaシーズン2
今日のまとめ
(赤の広場にてフォトジェニックな写真)
以上が”10歳年下の大学生と寝食をともにし、彼らから教わった人生における3つの教訓。”でした。
ゆとり世代からさとり世代へと時代が移っていくなか、わたしたちがなにを感じながら生きてきたのか。それは後世に残していくべき事実なのではないでしょうか。大学を卒業後、大企業もしくは公務員となり、老後まで働き続ける。そんな社会モデルが崩壊しつつある現代でどのように自らの価値を築き上げてきたのか。
少なくともわたしは伝えたいことだらけです。
「人生はいくつになっても楽しいし、10年後はもっと面白くなっているはず。」
このことについてはまたどこかの機会で記事にしていきたいと思います。
最後に今日のまとめとして、
■1ヶ月の留学生活で大学生たちから学んだ3つのこと
①熱中することで成し遂げられることを知っている。
②若い世代に触れることが価値観を変える。
③「次に渡す」という考え方を持つべきである。
これらがわたしが彼らから学んだことでした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
これであなたも留学生。
■更新履歴
2017年9月28日
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