先日眠りすぎることを告白したばかりだが、今度は眠れない日々が続いている。外気温の変化に体がなじみ、冬のはじまりに備えて体が変化し始めた矢先に今回の事件は起こった。鳥もまだ鳴き始めていないある明け方に、激痛とともに目が覚めた。いきなりのことだったので原因も考えずに再び眠りにつく。
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しかしその数分後、痛みとともに再び目を覚ます。どうやら口の中になにやら痛みがあるようだ。以前食べたウズベキスタンの伝統料理”オシュ”のなかに小石が混じっており、日本にいたときに治療した左奥歯の詰め物がかけてしまっていた。当然左の歯が痛む。痛むといってもしみる程度だが。
では今回は口腔内の右奥に痛みがある。それも激痛だ。
数日間その状態で、実はいまも続いている。口のなか”右奥”と”左奥”が痛むのだ。これでは正直食事もまともに取れない。少量の白米と気休め程度にヨーグルトを口にし、今日も激痛に向かうため床につく。
なにがおこっているのか?
手を綺麗に洗い、口腔内右奥を人差し指で触れてみた。
2mm程度に腫れている部分を見つけた。しかしそこを強く押しても痛みは無いようだ。そのまま歯茎のほうへ指を動かす。
と、なにやら硬いものに行き当たった。
最近痛みを強く感じているのはこのあたり、しかし硬い部分を強く押しても痛みは無い。一体これはなんなのだろう?
想像を膨らませ、ある結論を導き出した。
”親知らず”
20歳を超えたころに乳歯をもたずに生えてくるためその呼び名を付けられている。高校生のころまで「親が知らないころ、つまり働いて独立したころに生えるから親知らず」と理解していたが、それは違うと、父親が歯科医院を経営する友人に指摘された。いまとなっては笑い話である。
そう、最後の親知らずが生え始めたのだ。
わたしは夜中に歯軋りをしているようだ。もちろん自覚はないが以前に友人から聞いたことがある。
口腔内の違和感を消すため上顎の親知らずで、新しく生え始めた下顎の歯茎を刺激していたのだった。これが初めて口の中に激痛を感じ、飛び起きたあの日から3日目の真実だ。
対処法は?
いまのところ見つかっておらず、生えきるのを待つしかないだろう。協力隊に参加する直前に親知らずを全て抜歯してしまう人もいるらしい。
わたしは特に不自由を感じていなかったし、いまのところ綺麗に生え揃っている。使える歯が多いに越したことはないと考え、特に対処はしていなかった。しかしこんな事態になろうとは、全く人生とはどうなるかわからないものだ。
他の親知らずはどうなっているの?
自慢ではないが、今回の”親知らず”が生えきれば「全4親知らず」をコンプリートしたことになる。しかも最後の一本をウズベキスタンで確認するという、非常に稀な体験だ。
問題は””夜中の歯軋り”そして、”歯茎の腫れ”だろう。
とにかくしばらくは痛みと不眠の両方と戦わなければならないようだ。
最後までお読みいただきありがとうございました!現実に戻ります。
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