アッサローム・アライクン、YUJI( @sugisshu )です。
今回の記事では開発途上国で病気になったときの対処法を紹介しています。わたしはこの方法を選んでいましたが、それぞれの項目が団体を代表する意見ではないこと・そして専門家としての医療的見解を述べている訳ではありませんので自己責任で取り組んでださい。
Contents
はじめに
突然ですがはじめに以下の内容に目を通してみてください。
その場しのぎではあるが、日本から持ってきた総合風邪薬を飲んで寝ていることにする。夕方体温計を貸してもらうため、マンションの大家に電話をかける。
「わかったわ、今もっていく」と大家。なんて親切なんだ。海外で一人暮らしをしているとこういう小さな心遣いが沁みる。
ドアを開け、部屋に入ってくるなり、大家は「小さな紙は三枚あるかい」といい、わたしは近くにあったメモ用紙を渡す。
するとなにやら呪文?を唱えなはじめた……
そして丸めたメモ用紙をつかい、腫れ物を触るような手つきでわたしの頭をなでる。
私は「今、なにをしているの?」
と、5歳児ばりに純粋な興味で大家に聞いてみた。
「こうすると病気が飛んでいくのよ」
はぁ、なるほど。
首都タシケントでのホームステイ中には、母親が「焼けたマッチ棒」を食べさせてくれた。
「喉が痛いときにはこうすると治るのよ」
これが、人生ではじめて無機物を食べた瞬間である。
呪術のようなものか…
翌日、36度台まで熱が下がったことは言うまでもない。
実はこの話はわたしが2015年に任国・ウズベキスタンのフェルガナ市へ引っ越した直後の出来事です。 訓練所生活から考えるとはじめて38度台の発熱。日本であれば仕事を休んで近くの医療機関を受診し、薬を処方してもらうのですが、ここは泣く子も黙る(?)ウズベキスタンです。
なんの前情報もなしに医療機関を受診することはさすがにリスクが高すぎます。
「ここはおすすめの病院よ!」
と現地の友人から推薦される病院はあるのですがそれでも、
注射針を使いまわしているんじゃないか……?
変な手術を強要されるかも……?
なんて根拠のない不安にかられてしまいます。
※ウズベキスタンの病院では注射針の使いまわしはしていませんのでご安心ください。(100%とはいえませんが……)
次にわたしの友人がウズベキスタンの病院に入院したときのことをお話しします。
ある友人がウズベキスタンの病院に入院しました。
2016年の夏場にわたしの協力隊仲間が首都の病院に入院しました。彼はながらく田舎でホームステイをしており、現地人と同じような食生活を送っていました。そうすることで現地の生活を感じ、自分の活動に活かそうと考えていたんですね。
しかしそんな生活を半年も続けるうちに彼はみるみるうちに痩せてしまい、ある日活動先で倒れ、首都の医療機関に搬送され入院することになりました。
休暇をみつけて彼の入院する病院へお見舞いに行こうと思いコンタクトを取ろうとすると、
「病院には絶対来てはいけない!絶対だ!」
といわんばかりの形相でお見舞いを断られました。
彼曰く、
病院なのに衛生的ではない。
ほかの患者から病気を移される可能性がある。
そもそも外国人が来たら怪訝そうな顔される。
などの理由があったそうです。
たしかにわたしが活動していた医療機関においても、少なくとも”ここは衛生的だから安心して受診できる”と思えたことはいちどもありませんでした。
たとえ病人だとしても自分の身の安全は自分で管理するのが鉄則ですね。
途上地域で体調を崩したらどうする?
じゃあ開発途上地域で入院するほどの大病を患ったときにはどうしたら良いのでしょうか?
そんなときにはまず自分が加入している保険を確認しましょう。
例えばわたしと同じ青年海外協力隊員であれば”青年海外協力協会”という組織が、派遣中の治療費全般をまかなってくれるはずです。またAIUなどの海外保険に加入していればそちらに連絡をしてみてもよいでしょう。
まずは自分が加入している海外保険を確認します。
クレジットカードの保険(付帯・利用)を確認して問い合わせてみても良いかもしれません。詳しい海外保険情報に関してはほかのブログ記事をご確認くださいませ。
ここからは海外保険を使って疾病に対応するまえに行うべき対処法を紹介していきます。
対策①ポカリを飲む
やっぱりポカリに勝る清涼飲料水はなかなかないですよね。季節の変わり目にでる微熱ならばこれでイッパツです。粉ポカリを最低一箱分は持っていきましょう。
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対策②日本の市販薬を飲む
現地で販売されている医薬品はたいてい現地人向けに作られています。(当たり前)
なので必ず日本製の薬を持っていくようにしましょう。わたしはあの有名な”パブロン”を4箱分持っていきましたがものの見事に全部使い切って来ました。
もちろん普段使っている薬で大丈夫です。
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