アッサローム・アライクン、YUJI( @sugisshu )です。
首都タシケントに地下鉄があるようにフェルガナ地方も比較的交通事情は良いようだ。一般的な途上国のイメージは、例えば一台のバスに満員、屋根の上にも人が乗っている……そんなイメージを持つかもしれない。しかしここフェルガナは一般的な途上国の交通事情とは大きく異なる。その例をいくつかご紹介する。
タクシー(такуси)
(いわゆる白タク)
走行中は運転手がしきりに話しかけてくる。話好きな国民性が顕著に現れているように感じます。現地隊員の多くはタクシー運転手から最新の街情報などを入手しているそうです。会話内容は「韓国・中国出身か」「ウズベク語はどこで習ったのか」「結婚しているのか」など一定のパターンしかないのでご安心を。
■料金:3000スム~距離に応じる
■乗車人数:3~4人、基本的に乗り合いなので人数が達しないと出発しないようです。
■外国人や複数人の乗車だと高額請求されるが、価格交渉可能。
※タイヤがパンクしていることがあるので、乗車前タイヤ状態を確認する必要がある。
◆ダマス(дамас)
(ダマスと呼ばれているミニバン)
※先日ダマスの助手席に乗っていると、右折時、隣のダマスに突っ込み、ガラスが割れる事件に遭遇した。乗車時にはくれぐれも助手席をさけてもらいたい。
路線で走るミニバスはフェルガナ市内の重要な交通手段です。出発時間は正確に決まっていないようですが、1時間に100台以上のダマスが走っているのでご安心ください。こちらも乗り合いなので人数が集まったら発車します。
■料金:1000スム~距離に応じる
■乗車人数:6~7人
バス(афтовус)
(バス)
乗車時は女性と子供は前方・男性は後方の扉から出入りするようです。座席は年配者優先で、女性は向かって右の座席に座ることが多いよう。そのあたりはイスラム教の戒律に従っているんですね。
フェルガナ市内でみてみると路線が1~15番まであります。それぞれ行き先が違い、困ったら運転手に確認してみると良いでしょう。市外中心部にターミナルがありそこから放射線状に走っているので、乗り間違えたらとんでもない方向へ。
また1~2分の誤差はあるものの、思ったよりも正確な時間で走っています。日本と同じように、朝の通勤時間や帰宅ラッシュ時には非常に混雑するので、荷物の管理等は徹底してくださいね。
■料金:一律500スム
■乗車人数:20~30人
■乗車したら縦4cm×横3cmくらいのチケット(Билет)を渡される。
■よくエンストするので、頻繁にバスの乗換えがある。
ロバ(ишак)
※ 乗れません
まとめ
フェルガナ市内でよく見かける公共交通機関を紹介しました。最初は戸惑ったものの、路線バスやダマスの行き先が頭に入ると、格安で移動できるようになります。隊員同士でいるときにはタクシーを割り勘にすることが多く、1000~2000スムでどこでも連れて行ってもらえるんですね。
そう考えると日本のタクシーって高いなぁ……初乗り610円なんて恐ろしくて利用できません。地元十勝の高校までではバス通学していましたが、往復で700~800円しました。ウズベクスムに換算すると42000スムくらいでしょうか。眩暈がします……
最後までお読みいただきありがとうございました!
これであなたもウズベク人。
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