年の瀬が近づき、世の中は忘年会シーズン、年が明ければ新年会が催される職場も多いだろう。新人や若手は余興に力を入れ、また同期やいままでかかわりの少なかった同僚との団結力が増すイベントだ。しかしその一方「今日は主役なんだから座っていなさいよ!」日本の会社ではこういう風潮が強いように思う。
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それはそうと、12月8日はウズベキスタンの憲法記念日で基本的に仕事が休みの日だ。
隣町で活動する隊員から誘いをうけ”陶器の町リシタン”をプチ旅行したので、今日はその報告。彼女の自宅はフェルガナ市内にあり、朝9時から集合して朝食をとる。
フェルガナ~リシタン間のタクシーを1台貸切り、日本人4人で向かう。
所要時間約30分。
運賃は一人5000スム。
最初の目的地
まず向かった先は先輩隊員の”元”ホームステイ先だ。マンションがないような地域に派遣されるときは任地でもホームステイするのが通例。フェルガナ州では3名の隊員がホームステイをしていた。しかし食事が合わなくて体調を崩す、また活動が滞ると判断された場合には住居を変えることも可能。彼女の場合もそれにあてはまる。
フェルガナで一人暮らしをはじめて8ヶ月、伝統的なウズベク料理を食べる機会がめっきりなくなってしまった。こうして改めて口にすると、けっこううまい。特にこのホームステイ先は油の量が少なく、あっさりしていて食べやすい。過去の記事にも書いたが、ウズベキスタンの油の種類には、日本人が消化酵素をもたないものがある。それが”パフタ油”(綿花油)と呼ばれるもの油。
一般的に、そして大量に使用されているウズベク料理。
渡航の際には細心の注意が必要だ。
ステイ先のお父さんは陶器職人としても生計をたてているという。
「最近できた新作を見ていってください。お世話になっているので安くしますよ。」
という誘惑に負けて中サイズの器を60000スムで購入。
どうしてこのサイズにしたの?
それはもちろん、ラーメンどんぶりにするためさっ!!
冬は、札幌味噌ラーメンが恋しくなる季節だ。
日本への手土産をもって家を後にする。
ベシク・トイ
次に訪れたのは、リシタン青年センターの所属長ガニシェルさんのお宅。先週初孫が生まれたため、ベシク・トイに招いていただいた。かわいい初孫をみんなに見てもらい、そして祝ってもらいたいといっていた。
ベシク・トイ(Бешк тўй)
子供の生誕を祝うための式典で、親戚はもちろん、隣人や親しい知人を招いて行われる。「子供が健康に育ちますように、かしこくなりますように、という願いを掛ける」
招かれた人は子供が12歳ころ、小学校を卒業するまでに必要になるものプレゼントする。または3000~5000スム程度を包むのが一般的。
料理を準備していた人のおおくはリシタン青年センターで日本語を学ぶ生徒たち。炊事から配膳までをテキパキとこなしていく。
驚いたのは準備をしているほとんどが男性だったことだ。他の地域で式典に参加したときは全て女性の給仕だった記憶がある。地域差・または式典の内容によって変わるのかもしれない。
まとめ
近頃自身の活動が増えてきたため、今日のような式典に参加する機会が減ってきている。旅行で訪れたとしても絶対に参加できない現地の催しごと。ここウズベクスタンでは”主賓がもてなす”のが一般的スタイル。
「今日は主賓なんだから座っていなさい!」という風潮のある日本とは、一味違った文化であるように思う。こういう文化に今後も多く触れていきたい。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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