こんにちはすぎっしゅ( @sugisshu )です。
研究を進めて論文を完成させるのが大学院で学ぶことの目的です。学術論文や博士論文においては学術的な視座を拡げることにつながるものも多くありますが、修士課程(修士論文)ではその限りではありません。求められているのは、論文を完成させるための「プロセス」を学ぶことです。
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はじめに: 通信制大学院で論文を書く秘訣は、情報収集
わたしは通信制大学院で、4年間かけて修士論文を書き上げました。
終わってから考えることが、はじめから知っておくべきだった事項がいくつかあります。
それは「アウトラインを整えること」「参考文献を整理すること」です。
そしてこれらの方法論を知っているかどうかが、論文の完成度を高めることにつながります。
ですので、通信制大学院での論文執筆は「情報戦」であるということを強調します。
アウトライン(Outline)
アウトラインを整えると、論点や全体像が見えやすくなります。
アウトラインとは「論文の設計図」であり、どのように結論に導かれたのかを示すものになります。
アウトラインが練られていないものは、教授や慣れた研究者からは一目でわかりますから、逆にここを整理することが第一歩といえるでしょう。
まずはアウトラインを整えることから始めましょう。
参考文献(References)
参考文献を整理することは、なるべく早くから始めてください。
執筆が進んでくると「あの記述はどの文献に書いてあったかな……?」と迷う場面が多く出てきます。
そして執筆作業終盤、書き終わりの頃にはそれぞれの引用・参考箇所を見直すことになります。
最終的には、引用・参考文献一覧として巻末に掲載するので、最後にまとめて書くのではなく、早いうちからフォーマットを確認して、記述するクセをつけておきましょう。
参考文献、書き方の一例
ここでは参考文献の書き方の一例を示します。
書き方といっても、実は学術領域によってその書き方はさまざまです。
わたしは「社会科学系」の修士論文を書いたので、以下に挙げるのは社会科学の枠組みであれば、このフォーマットであれば間違いないだろうという提案です。
手順としては以下の通りです。
①Google Scholar(グーグル・スカラー)で該当論文を検索
②「”引用”」をクリック
そうすると「MLA」「APA」「ISO 690」という三種類が表示されます。
これらをコピペするだけで体裁の整った引用・参考文献の記載ができます。
コピペした文字列を、自分の論文に貼り付けましょう。
まとめ: 見た目を整えるのが大事
以上が「美しさを追求するならアウトラインと参考文献を整える」でした。
論文執筆において大切なことは意外と、見た目を整えることだったりします。
書き初めの頃からここを注意していれば、執筆活動全体がスムーズになるでしょう。
最後にもういちどまとめておきますね。
●アウトライン(Outline)を整える
●参考文献(References)の書き方を統一する。
最後までお読みいただきありがとうございました。
これであなたも研究者。
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