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結構長いので、目次より見たい項目から読み進めていってください。
■公開日2017年12月4日 最終更新日2018年2月7日
こんにちは、YUJI(@wish_yama)です。
この記事では2017年11月23日〜29日で開催された、
「ウズベキスタン写真展in北海道幕別町」
の詳細について書いていきたいと思います。
どうしてこの写真展を開催しようと思い立ったの?
実際の準備の様子はどうだったの?
クラウドファンディングの感想は?
また同時開催したクラウドファンディング「北海道幕別町でウズベキスタン写真展を開催したい!」の成果報告もしていきたいと思います。
▼現在は終了となりましたが11月23日〜29日で写真展を開催していました。
【写真展】ウズベキスタン写真展in北海道幕別町が本日より開催となりました! – YUJImediaシーズン2
それではどうぞ!
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- はじめに
- なんでウズベキスタン写真展をやろうと思ったのか?
- どのように写真展開催に至ったのか?
- 写真展をやってみてどうだったか?
- 同時に抱き合わせた3つのこと
- 「ゼロからイチを作る体験」
- 自分のやってきたことを知ってもらうために今できること
- (ここだけの話)ぶっちゃけ困ったこと
- (宣伝)移動式写真展、やらせてください!
- 今日のまとめとクラファン成果報告
Contents
はじめに
まずはじめに本プロジェクト「北海道幕別町でウズベキスタン写真展を開催したい!」のご支援・広報活動に協力してくださった方々、本当にありがとうございました! 皆様のおかげで無事目標金額の141%にてサクセスすることができました!
本当にありがとうございました!
この記事ではなぜ写真展を開催しようと思ったのか・なぜクラウドファンディングを実施したのかなどをまとめています。
そしていくつかのウラ話も……。
▼ウズベキスタン写真展開催に至った経緯はコチラ。
【写真展】北海道でウズベキスタンの写真・ギャラリー展を開催することとなりました! – YUJImediaシーズン2
なんでウズベキスタン写真展をやろうと思ったのか?
この記事を読まれる多くのかたにとって、
「どうして写真展を開催しようと思ったのか?」
というのは一番気になるところだと思います。
いきなり少し”カタ目”の話となってしまいますが、任期を終えて日本に戻った元・青年海外協力隊員の帰国後活動の一環として
途上国生活の経験を社会還元すること
が推奨されています。
これは2年間日本ではない環境でどのような生活を送ってきたのかを伝えること、そして現地で学んできたことを日本社会に生かしていくために、とても大切なことです。帰国後にも任国との関わりを継続できればいちばん良いのですが、国によっては就労規則の問題があり、実はそれは簡単ではありません。
2年間の任期終了後も開発途上地域と関わりを持ち続けるひとを見ると、わたしもなんだか羨ましく思ってしまいます……。地元で開催する講演会に登壇させてもらうなどの活動を継続して行ってはおりますが、それでも「言葉だけ」では伝えきれないこともとても多いのです。むしろ言葉で伝えきれないことが9.5割といっても過言ではありません。
わたしが暮らしていたウズベキスタンは親日国であり、日本人に対するリスペクトがあります。「日本で働くことが将来の夢です」と目を輝かせる学生も多く、憧れの国なのです。温厚な民族性や近年の日本では触れることのないひとの温かさ、また街中には壮麗な建築物が立ち並び、素晴らしさにイチイチ目を奪われてしまいます。
これだけ魅力的な国なのだから、日本人もきっと好きになるはずだ!
2017年3月の帰国直後にはそんな確信もありました。
しかし現実はそんなに甘いものではなく、多くの友人・知人は口を揃えてこう言いました。
「ウズベキスタンってどこにあるの?」
「イスラム教って危なくないの?」
ウズベキスタンの国の場所をよく知らないことは仕方ないとは思いますが、イスラム教圏だからといって、危険に晒されていると捉えるのは、いささか安直すぎやしませんでしょうか?確かに近年のニュースではイスラム過激派が世界各地でテロを起こしたりしていますが、少なくともウズベキスタンは世界的に注目度の高い国ではありませんし、そのような過激派の標的になる可能性は極めて低いはずです。テロ組織の標的となりやすいのが世界的に注目度の高い国だ、という前提に沿っていえば、ウズベキスタンより日本の方がよっぽど危ないだろう……そう感じるのはわたしだけではないはずです。
(フィリピン・ミンダナオ島の事件は日本の報道では取り上げられていませんね……。)
でも、日本から出たことのない人がそのような印象を抱くのは仕方のないことかなぁ、と思ってしまいます。
だってそもそも入ってくる海外情報が少ないんですから。
テレビをつければ”日本称賛型”の番組が多く「どうしてこ辺鄙なところに日本人が……。日本に住んでいるわたしたちは幸せだよね。」と無意識下に植え付ける、どこか情報操作のような印象さえ受けます。だって明らかに番組の作られかたがおかしいんですもん。普段とは違った環境ですからもちろん大変なこともありますが、概ね現地にすむ日本人は楽しく生活しているし、思っているより世界は安全ですよ。少なくともわたしはそう感じていました。
帰ってきてからというものの「コレジャナイ」感がどうしても拭えないんです。
それならば自分がどんな活動をしてきたのか、どんな場所で暮らしてきたのかを、パッと見で理解できるように、写真で伝えてはどうかと思ったんです。2年間で3,000枚近くとってきた現地の写真をそのままデータとして残しておくのではなく、ひとに伝えるための手段として活用したい。
そもそもそれが写真の本質ですしね。
こんな思いがあり、地元での写真展開催に向けて動き出しました。
どのように写真展開催に至ったのか?
地元・北海道に帰ってきて1ヶ月くらい経ったころ、こんなことを思いました。
「ほとんどのひとが海外情勢などには興味がなく、海外旅行するひともほとんどいない。情報発信するひともほとんどいない。」
そしてこんなことも感じました。
「これは逆に日本の方がブルーオーシャンではないか?」
そうなんです日本の多くの地方ではまだまだ国際情勢に関心が薄いし、日本・アメリカ・北朝鮮くらいしか国を知らないのではないかと思うほどです。
(少なくとも3年前のわたしはそうでした……。)
そして幸いなことにわたしの住んでいる地域には「町民向けに無料で貸し出しているギャラリー会場」があったんですね。
これはまさに神様が、
「ここで写真展を開催しなさい……!」
といっているようにしか思えませんでした。
ウズベキスタンでの2年間……。
フィリピン・セブ島での語学留学……。
台湾での極貧生活……。
中央アジア再訪や世界万博……。
モスクワでのロシア語留学……。
そして地元での写真展開催……。
考えだすとワクワクが止まりませんでした。
思い立ったが吉日、その日のうちにギャラリーまでいって、情報収拾することにしました。
地元の”北海道幕別町百年記念ホール”です。思い返せば、中学生のときはここで毎年学習発表会を行なっていました。そんな思い出深いホールに、10年ぶりに足を踏み入れました。会場スタッフの話によると以下の条件で無料貸し出しが可能とのことでした。
■ギャラリー使用条件
使えるスペースは”街かどギャラリー”と呼ばれている一角
機材の搬入は自己で行う
期間は11月末の1週間
町民に限り無料で使用可能
町の広報誌に無料掲載してくれる
とのことでした。
なお町民以外が使おうとすると一日10,000円以上するみたいです……。
いま借りているイベントスペースが1週間で合計60,000円。町民だから特別料金だけど、本来写真家でもない個人がやるにはハードル高いよね。いまは無職なので時間作りやすいけどこれが社会人ならなおさら難しい。
いつか『誰もが自分を表現できる場所』を作りたい。#つぶやく pic.twitter.com/FShzWW5ctv
— すぎっしゅ@勝手にプログラミング合宿in十勝 (@wish_yama) 2017年11月25日
こりゃあもうやるっきゃないですね、だって町民なんですから。
写真展をやってみてどうだったか?
写真展を開催してみてどうだったか、これはもう楽しかったの一言につきます。
なんでかって、来場されたほとんどのかたはウズベキスタンという国の場所をよくわかっていないんです。そして大半が「イスラム教圏で開発途上地域だから危ない国」だと思っているんです。その先入観を一新できたんですよね。
でも実は
「絶対に中央アジアのイメージを変えられる!」
と確信を持って行なったことでした。
ここからは写真とともに紹介していきます。
会場全体のレイアウトはこんな感じにしました。
わたしが暮らしていたフェルガナ市の隣町、マルギランで売られている伝統生地です。
かの有名な”リシタン”で売られている陶器です。
旧ソ連国家関連書籍を並べてみました。
現地のウズベク・スムなんかも並べて、そのエピソードを紹介しました。
(ウズベキスタンでは100ドル両替するとゴッツい札束になる……など。)
写真はこのように裏にマグネットをつけてみました。
以上が簡単な会場内の様子でした。
ね?
日本とは思えないでしょう?
世界観全力で出したので、そりゃあもう楽しかったの一言です、ホントに。
そして「ウズベキスタンってどこ?危なそう……。」
と呟く来場者に、現地ウズベキスタンと日本の繋がりを紹介することで、帰るころには、
「ウズベキスタンって素敵な国!いってみたい!」
と憧れの国になっていました。
なにが面白いかって、じゃあウズベキスタンにいきたいからアテンドしてよ!との依頼まで受けることができたのです!ひとりでやったので色々と大変でしたが終わってみると楽しいことばかりでした。
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同時に抱き合わせた3つのこと
せっかく写真展を地元でやるんだから、大々的にやらなあかん!
ウズベキスタンでもできたのだから日本ならすぐにできるはずや!
と考え、いまやりたいことを色々抱き合わせて見ました。いくつか紹介します。
Kindle写真集の出版
昔から自分の写真集を出すことが夢でした。
いろんなところで撮影した写真をまとめて一冊の写真集にしたい……!
でも冊子にするにはどんなにコストを抑えても10万円近くしてしまうので、結果的に利益を追求することになってしまう。わたしは写真家ではないので高価な機材を買うこともできないし、10万円は安い金額ではない……。
そう悩んでいるときにある一冊のkindle版書籍に出会いました。
(すみませんリンクを貼れませんでした……!)
なんでもその書籍によると1日で電子写真集を出版できてしまうとのことでした。せっかくウズベキスタンで撮りためてきた写真をそのままにするのではなく、何か形に残しておきたい……。
そんな思いで作成したのが、
「旅するユスフジョン〜中央アジア編〜」
でした。
▼kindle版写真集を出版しました!
【写真集】苦節2年半……ついにウズベキスタンの写真集をKindle電子書籍で出版しました! – YUJImediaシーズン2
この写真集にはいくつかの意味合いがあります。
それはウズベキスタンの風景を知ってもらいたいことと、もうひとつは写真展にこられないひとに、会場の様子を感じてもらうことでした。
ウズベキスタン写真・ギャラリー展は、北海道幕別町で行いました。
この地域って、東京から飛行機で2時間以上、さらに空港から2時間かけなければたどり着けないのです。札幌からでも最低3時間以上かかります。けっこうな僻地にあるので、「写真展みにいきたい!」といってくださるのはとても嬉しのですが、往復4万円近くかかってしまうので当地に住むひと以外にいこしいただくことは、ほぼ無理なのです。
興味はあるんだけど会場が遠くて……。
と思っていただけているかたのために、無料で読めるようにKindle版写真集として出版致しました。
▼よければのぞいて見てください!
地元新聞掲載
写真集のマーケティングは全国の人を対象としていましたが、地元の人へ伝えるにはインターネットを使うより地元新聞を使う方が有効です。ネット情報より紙媒体の方が馴染みがある、という人も多いですから、知り合いの記者さんに取材の依頼し、地元新聞2社に掲載していただきました。
こうすることで活動の信頼度がまし、実際に来場くださったかたの中には、この情報を見てきたかたもいらっしゃったそうです。地元新聞の影響力は偉大でした。
クラウドファンディング
そして写真展の準備以上に苦労したのがこの「クラウドファンディング」でした。
そもそも会場である北海道幕別町百年記念ホールからはクラウドファンディングの件を快諾してもらえず、開催はするもののその件に関しては館としては一切の協力はできないとの返答をいただいていました。
確かに無料で貸し出していただいている施設に対して寄付金を募るというのは、考えてみればおかしな話ですからね。
でもわたしにはクラウドファンディングに挑戦しなければならない理由がありました。
それはわたしがいま、
無職
だからです。
つまり一定の収入を得ることなく活動を進めていかなければならないので、最低限の活動資金がなければ写真展開催も危ぶまれるということなんです。それならいまのトレンドであるクラウドファンディングを活用してみよう、そう考えました。
▼クラウドファンディングにも挑戦しました!
【クラファン】北海道でウズベキスタン写真・ギャラリー展を開催したい!クラファン始まりました! – YUJImediaシーズン2
そもそもなぜクラウドファンディングに挑戦しようかと思ったかというと、今年の7月の「金ナシ台湾旅行」を経験していたからなんです。
あのときわたしは、人の温かさに触れる素晴らしい経験をしました。
不測の事態によりほぼ無一文で台北に到着したわたしは、どうやって2週間を過ごすか考えていました。ホテル代金はクレジットカードを切ればなんとかなりますが、夜市などのお店ではクレジットカードを使えないことがほとんどです。台北といえば、九份や淡水などの観光名所がたくさんあります。どうせなら観光地も堪能したいし、美味しい台湾料理も楽しみたい。しかしお金がない……。
そんな時に思いついたのが
「写真を一緒に撮りましょう、無料です」
という活動でした。
写真を一緒に撮りましょう。無料です。
料金はかかりませんが、よければ友達になりましょう。
この活動をしていると不思議なことが起こりました。
多くの台湾人が、
「どうしてこういうことをしていますか?普通は写真を撮る時お金がかかります。」
こう言いました。
わたしはこの活動でお金が欲しかったわけではないし(お金はありませんでしたが)写真を一緒に撮って、できれば日本語を話せる台湾人と友達になりたい。そんな思いでしたが、数人の台湾人がこんなことをいってくれました。
「でもその服装をみると多分お金に困っているのでしょう?よかったら使って。」
といって100元紙幣(約400円)をくれたり、ラーメンをおごってくれたりしました。
実はそれまで「日本式マッサージ」や「写真印刷サービス」などの自身のある方法で旅の資金を稼ごうとしていたのですが、全くうまくいかなかったんです。
現代人って、料金を提示すると、その場で逃げてしまうんですよね。
それは台湾人も一緒でした。
しかし「無料です」と一言付け加えると、恐ろしいほどの集客ができたのです。そして結果的に数人の方から資金援助を受けることができました。
▼台湾での一連の出来事をまとめています。
【極貧生活】所持金ほぼナシ!価値のないところに大きな対価が生まれるそんな経験をしました。【台湾】 – YUJImediaシーズン2
とても心に残る経験だったことと同時に思ったことは、
「台湾でできるのだから、日本でもできるはずだ!」
ということでした。
こんな思い込みからクラウドファンディングにも挑戦しました。
しかしこのクラウドファンディング、面白い取り組みなのですが思った以上に大変でした。詳細はこの後の「ぶっちゃけ困ったこと」で紹介しています。
「ゼロからイチを作る体験」
・Kindle写真集
・ウズベキスタン写真・ギャラリー展
・クラウドファンディング
などの多くのプロジェクトを同時進行していたのですが、それなりの苦労をしました。はじめてチャレンジすることがほとんどあったため、そもそも写真パネルをどこで印刷するのかも知らないし、印刷したものをどうやって飾るのかも知りません。
ですが多方面のアドバイスを受け、実質1ヶ月間で完成させることができました。色々な面でサポートしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
そして感謝の気持ちと一緒に感じたことがあります。
それは多くのひとが、「ゼロからイチを作る体験」をしていないということです。
言い換えると新しいことの始め方を知らないのです。
これはこれからAI(人工知能)がこれまでの仕事を奪っていくと予想される世の中においては致命的なことかと思っています。これからは「新しいこと」そして「遊ぶこと」が重要視される世の中になります。その中で「ゼロベース」のものにどれだけトライできるかというのが、分かれ道になると思うのです。
わたしは上記3つの全てにおいてほぼ未経験でしたし、少なくとも、北海道の地方部ではその活動を支えるベースができていませんでした。しかし結果的には写真展は大盛況に終わり、クラウドファンディングも141%にてサクセスすることができました。
ちょっとこの記事でその全貌を明かすにはスペースが足りないので、詳しく聞きたいひとはコメントください。全力で協力するので飲みに行きましょう。
自分のやってきたことを知ってもらうために今できること
自分のやっていることを知ってもらうためには「発信」することが必須です。
これだけ情報の溢れる社会で「待ちのスタイル」を取っていたのでは愛想を突かれてしまいます。
今回挑戦した写真・ギャラリー展は、これまで自分のしてきたことの総まとめ的な位置ずけとなっていました。そして言葉では伝わらない部分を写真で補い、そのなかから興味を得られた部分について紹介していく。
その意味では全てが思惑通りの写真展になったのかなと思っています。
これだけ発信媒体の整った世の中ですから、自分のやってきたことを知ってもらうための手段は、探せばいくらでもあるはずです。
▼ウズベク語の関連書籍はコチラ
【ウズベク語】日本でも購入可能!?もっと早く知りたかったウズベク語関連書籍7選! – YUJImediaシーズン2
なにか自分が熱意を持って挑戦していることを、発信してみましょう。
思い当たることがあればわたしに直接連絡くださっても構いません!
(ここだけの話)ぶっちゃけ困ったこと
ここからは上述した、クラウドファンディングの「ぶっちゃけ話」です。
今回挑戦したクラウドファンディング
「北海道幕別町でウズベキスタン写真展を開催したい!」
は141%にて無事終了することができました。
得るものが多かった反面、学ぶこともとても多かったのです。
これからクラウドファンディングに挑戦するひとはぜひ参考にしてください。
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良いと感じた点
ここではわたしが良いと感じた点について書いていきます。
クラウドファンディングとはCrowd(群衆)とFunding(資金)を合わせた造語であり、あるプロジェクトに対して資金調達をする手法です。例えば2017年の春先に行われた「ホリエモン・ロケット」の開発資金はこのクラウドファンディングで集められています。
▼大樹町は実家から1時間くらいのとこにあります。
【ホリエモン】ホリエモンや植松さんも御用達の宇宙交流センター”SORA”へ行ってきた。【宇宙開発】 – YUJImediaシーズン2
簡単にいうと、
”新しいプロジェクト”
に対し公募し資金を募るため、ひとり当たりの負担を軽減することができるということです。ひとくち5,000円程度からプロジェクトに関わることができるため「新しいプロジェクトに関わりたいけど場所も遠いし……。」というひとにとっては、簡単にその事業に参加できる方法とも言えます。
ひとりあたりが少額でも、100人が寄付してくれれば5,000円×100人=50万円になります。事業資金が膨大であれば、有効な手段といえますね。
そしてこのクラウドファンディングを達成することでそれなりの地名度を得ることに繋がります。個人の活動が、気がつけば社会の変化に繋がる、日本が目指すべき姿がそこにあるのかもしれません。
辛いと感じた点
ここからはわたしがクラウドファンディングをやっていて辛いと感じた点です。
ポイントを2つまとめてみました。
①まず少なからず批判を受けます。
わたしも数10人の友人・知人に対し資金援助の連絡をしましたが、数名の旧友からは何の返答もなく、むしろ距離を置かれてしまいました、
一歩引いて考えてみると、
「こんなことやりたいです!お金ください!」
と身勝手な方法、もしくは”マルチ商法”なんじゃないかと思いますよね。こんなことを突然言われても、わたしだって身構えてしまいます。それが情報の少ない地方部であればなおさらです。直接地元の友人へ頼みにもいきましたが、
「クラウドファンディング?なにそれ?」
の説明から始めなければならなかったため、とても辛かったです。
情報の少ない地方部ではまだまだ受け入れられ難い手法なのかなと思いました。
またプロジェクトにどれだけ熱意があっても、共感を得られなければ支援には繋がりません。わたしが今回挑戦したテーマは、
「ウズベキスタン写真展」
を
「北海道幕別町」
で開催したいというものでした。
正直、どちらのワードもピンと来ないですよね。つまりこのワードではなかなか共感を得られないのです。
わたしはこの写真展に絶対の自信を持っていたし、見にきてくれたひとには交通費以上の価値のある体験を提供できること確信していました。だって、ウズベキスタンに旅行するためには10万円以上の旅費が必要ですし、協力隊員としてわたしが経験してきたことを追体験する機会もなかなかないわけです。(偉そうでごめんなさい)
だからわたしの頭の中ではこの写真展とクラウドファンディングの両方が成功する図式は明確に見えていましたが、責任をひとりで負わなければならないリスクを考えていませんでした。
そうです、あらゆる方面からの批判的意見を一身で受けなければならなかったのです。
②そしてもうひとつは作業量が多すぎることです。
クラウドファンディングを成功させるためにはあらゆる方面の人たちとコンタクトを取る必要があります。クラウドファンディングを運営する会社とのやりとり、支援募集の呼びかけ、SNSやブログでの発信、そしてリターンの準備……ect.
これらを全て幕別町の写真・ギャラリー展と並行しながらひとりで行なっていたわけですから、その作業量たるや、尋常じゃありませんでした。ストレスと心労で夜寝られないこともありましたし……。正直なところこれだけの心労を抱えるのであれば、普通に1ヶ月間アルバイトして稼いだほうが全然楽です。
単純にお金が必要なのであれば既存の手段を使って稼ぐことをお勧めします。
しかしその取り組みが社会的価値があり、かつ大勢に知ってもらいたいことであるならば、挑戦してみる価値はあるのかなと思いました。以上がわたしがクラウドファンディングをやっていて感じたことでした。
もし今後、挑戦したいという人がいたら絶対にひとりではやらないでください!
少なくとも5〜6人のチームでプロジェクトを進めるようにしてください!
ひとりでやろうとすると多分プレッシャーで潰れます!
わたしに相談してください!
(宣伝)移動式写真展、やらせてください!
さて、長いながいこの記事も、やっとこ終わろうとしています。
最後にこのことを宣伝させてください。
移動式写真展、やらせてください!
今回の写真展で作成したウズベキスタン写真パネルは全部で30枚、印刷代金と貼り付けパネルを合わせて製作費用5万円近くかかっています。せっかく自信のあるパネルを1ヶ月間かけて作ったのに、たった1週間の展示だけで終わらせてしまっては、パネルも浮ばれません。せっかくなので「ウズベキスタン写真展in北海道幕別町」を移動型でやらせてください。
以下に簡単な詳細を書いておきます。
■ウズベキスタン写真展(移動型)
内容:ウズベキスタンの日常・医療場面などの写真
写真パネル規格、枚数:A4サイズ20枚、A3サイズ10枚、厚さ10mm未満
必要スペース:教室一部屋分あれば展示可能です。
費用:パネル貸し出し料金無料、輸送費(1,000円〜交通費別途)
来場者の声(一部):
「ウズベキスタンのイメージが変わった、行ってみたい。」
「普段触れないとても価値のあるものを見せてもらった。」
※その他民芸品である「お皿」「布」などの貸し出しも受け付けます。
ご希望であれば講演会もお受けいたしております。
■講演可能な内容
・協力隊員としてのウズベキスタンでの2年間。
・フィリピン留学の実際など海外経験。
・初心者向けブログ講座。
・その他、寄稿実績多数あり。
基本的に謝礼はいただいておりませんが、交通費や宿泊代など負担してくださると助かります。話が面白かったら投げゼニしていただけると嬉しいです。
泊まらせてくれる場所があれば提供してください。(野宿経験あり)
あとご飯奢ってくれれば大満足です。
もしご希望の方がいらっしゃれば「メニュー」のお問い合わせかもしくは、プロフィールに記載してある個人アドレスまでご連絡ください。詳細をご相談させてください。
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今日のまとめとクラファン成果報告
以上が”「ウズベキスタン写真展in北海道幕別町」と「クラファン」が終了したので総括です!”でした!
色々ありましたが、写真展もクラウドファンディングも大成功に終わりました!ご協力いただいた方々、本当にありがとうございました!
この写真展がきっかけで、地元中学校での講演会や、市民講座を担当することとなりました!このチャンスを次に活かしていきたいと思います!
最後にクラウドファンディングの成果報告をして終わりたいと思います!
■クラウドファンディングの成果報告
プロジェクト名:北海道幕別町でウズベキスタン写真展を開催したい!
支援募集期間:2017年11月9日(木)〜11月29日(水)、20日間
目標金額:100,000円
募集金額:141,000円(141%)
支援者数:24名
ご支援してくださった方々には2017年内を目安にリターンをお送りしますので、今しばらくお待ちくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
これであなたもフォトグラファー。
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