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■投稿日2017年9月16日 更新日2018年4月29日
北の国からこんにちはすぎっしゅ( @sugisshu )です。
2018年W杯では日本の決勝トーナメント出場が決まりましたね!
開催地であるロシアはわたしも留学していたことがありテレビで流れる映像を日々懐かしくみています。そして日本代表の練習地でもあったカザンという名前を聞いて、気になったひともいると思います。
この記事では、
タタールスタン共和国首都カザン
へ夜行列車を使って旅行したのでその全容を公開します。
なんとカザンにはスタバもあるんですよ!
それではどうぞ!
#カザン に到着しました。夜行列車13時間はなかなかしんどい。というかモスクワに比べて暑すぎ。
今日の夜行列車でまたモスクワに帰るので、さっくりと要所を観光してきます。 pic.twitter.com/eFw2efu5rU
— すぎっしゅ@8月インドで研究 (@sugisshu) 2017年9月15日
Contents
はじめに
わたしのロシア短期留学も終盤に近づき、国内旅行できるのも今週と来週末の2回のみとなってしまいました。ロシアは日本からの航空券が高額なおかつVISAが必要なので、なかなか個人旅行では行きにくい国なのです。
ですがそのぶん国内には魅力的な地域も多く、旅行するにはもってこいの国なんです。平日のモスクワ市内に限らず、週末には地方へ足を伸ばすことも楽しみのひとつといえるでしょう。
カザンはどんな街なの?
ロシアの首都モスクワから東に約800kmに位置するカザンは、ロシア連邦タタールスタン共和国の首都です。13世紀にモンゴル軍に制服されたこの地域には、その後カザン・ハン国が形成され、東西貿易の中継地点として反映してきます。
タタールスタンの基幹民族であるタタール人の主要宗教はイスラム教であり、旧市街地にはモスクが立ち並んでいるそう。ロシア文化とイスラム文化が共存する街と言われています。
モスクワからカザン行きのチケットをとってみた。
さてまずはどのようにチケットを取得したのかを解説していきたいと思います。
(モスクワのカザン駅)
ネット上でもチケットは購入可能なようですが、周辺調査も兼ねて、直接駅の窓口へ行ってみることにしました。
(チケット売り場の窓口)
モスクワの”カザン駅”でチケットを購入することができます。ただし窓口の職員は基本的に英語は話せないのでロシア語対応辞書を活用するか、事前に購入したい列車時刻を調べていくと良いでしょう。
チケットの料金はモスクワのカザン駅〜タタールスタン共和国のカザン駅まで、往復夜行列車で約4,500ルーブルでした。
■モスクワからカザンへの夜行列車チケット
チケット料金:往復4,500ルーブル(開放寝台)
発車時刻:(往路、モスクワ発)23時38分、(復路、カザン発)21時57分
所要時間:12〜13時間
カザンへの旅行時期。
今回はロシア留学の終盤での旅行です。
旅行時期は9月14日〜16日の0泊3日としました。
カザンへの持ち物。
さて恒例の持ち物チェックですが、どんな荷物でカザンまで行ったかというと……
(リュックの中身はこんな感じ)
(服装はこんな感じです)
前回のカレリア共和国キジ島への旅行よりも軽装備です。今回は折り畳み傘すら持っていかないという奇行に走りました。現地でも天候が良くて一安心です。
今後旅行を考えている方は参考にしてくださいね。
■旅行の持ち物
パスポート(旅券)
VISA(ロシアに入る時点で必要)
夜行列車のチケット
マウンテンジャケット、マリンハット、リュック
財布
電子機器類(iPad、Kindle、電子辞書、一眼レフ)
歯ブラシ
筆記用具
地球の歩き方〜ロシア
▼やはり一冊あると安心です。
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カザン駅到着からの市内観光。
(カザン駅近くのターミナル)
モスクワのレニングラード駅から夜行列車で13時間かけて、カザン駅に到着しました。カザン駅の風貌はかなり厳かで、モスクワの”赤の広場”を彷彿とさせます。到着時刻は昼の13時過ぎ。まずは市内散策をしながら腹ごしらえをしました。
クレムリン
(クレムリンの外観)
カザンといえばユネスコ世界遺産にも登録されている”クレムリン”を見逃すことはできないでしょう。
ヴォルガ川を源流とするカザンカ川の流域にそびえるこのクレムリンは、15世紀に建設され軍事・行政の中心となったが1,552年に甚大な被害を受ける。その後再建され、現在ではタタールスタン共和国大統領官邸をはじめとする、政治・文化・学問の中心となっている。
2,000年にユネスコ世界遺産に登録される。
(地球の歩き方、ロシア2016〜17、より一部抜粋)
クレムリン入り口で結婚式をやっていました。
クレムリンの内部はかなりの広さがあり、まともに全てを見て周ろうとすると半日はかかりそうです。
イスラム様式の「クル・シャフーリフモスク」はクレムリン内部でも圧倒的な存在感を放っていました。モスク内部ではお土産やさんや写真撮影可能なスポットもあったり、意外とコッテコテのイスラムといった雰囲気ではありませんでした。
クレムリンは丘の上に立っており、カザンカ川を見下ろすことができます。
バウマン通り
カザンのバウマン通りは平日でも大勢のひとで賑わういわゆる目抜き通り。ユネスコ世界遺産であるクレムリンを散策したあとに、フラフラとバウマン通りを歩いてゆきます。
このバウマン通りは大道芸人や中国・韓国などの観光客で賑わっており、歴史を感じさせる建築物も多かった印象です。もっと時間があれば建築物の中にも入ってみたかったなぁ。
スターバックス
初めて訪れる国・知らない土地に行ったら必ずスターバックスを探すのですが、なんとここカザンにもスターバックスがあるのです。
店員のお姉さんはおそらくムスリムなのでしょうが、黒いスカーフで頭を覆っており、服装は緑エプロンのスタバ・スタイル。なんだか新鮮でした。
カザンの食事事情
すみません食事の様子を一切写真に納めなかったのですが、いわゆるタタール料理のようなものは食べる機会がありませんでした。
ファストフードの類はかなり充実している印象でしたよ!料金も日本のものとほとんど変わりません!
■カザンで見かけたファストフード一覧
マクドナルド
KFC
バーガーキング
スターバックス
市内の公共交通機関
ここから市内で使える公共交通機関を紹介していきます。
バス
カザンの街中はヴォルガ川に沿ってそびえ立つクレムリンを中心として、南東に広がっています。”歩いて周ることもできる広さ”との記述をみましたが、絶対にバスを利用した方が効率的に観光できる思います。
というわけでカザンの市内巡回バスに乗車してみました。
この赤いバスが市内巡回バスです。かなりの本数が街中を走っており、専用のICカードも売っているようですよ。
■カザン市内の巡回バス
料金:一律25ルーブル
メトロ(地下鉄)
今回は利用しなかったのですが、街を縦断する地下鉄が走っているようです。ただし路線が一本だけなので、利用する人は少ないんじゃないでしょうか……
(メトロの入り口はこんな感じでした)
市電
地下鉄と同じく市電も走っていますが、こちらも今回は利用しなかったので詳細な情報はわかりませんでした……
カザンで行きたかったところ:旧タタール人居住区
今回は旅程の都合上、さらっと流す程度にしか見れなかったのが”旧タタール人居住区”です。 区内にはモスクが点在しており、オリエンタルな雰囲気を感じることができる地域のようです。
近くの市場を見てみると、そこはまるでウズベキスタンのような雰囲気。むしろウズベク語でコミュニケーションできてしまう不思議。もっとじっくりみて回りたかった。
追記:モスクワでオーケストラを見に行った。
週末の授業を終えて、これから #モスクワ でオーケストラを聴きにいきます。会場は観光街である #アルバート大通り 。
オーケストラを堪能できるほどの教養はないのだけど、純粋に楽しみ。
チケットは前売りで800ルーブル(1,800円前後)。#まずは腹ごしらえ pic.twitter.com/ETqW427Nc4
— すぎっしゅ@8月インドで研究 (@sugisshu) 2017年9月14日
終わりました。教養なさすぎてオーケストラとか全然わからんのだけど、新しい扉が開けたきがする。
フェス的に言うと #ツインボーカル に #ダブルアンコール で、無音のコールアンドレスポンス。#のだめカンタービレ 読もう。 pic.twitter.com/ksejzyg0Jm
— すぎっしゅ@8月インドで研究 (@sugisshu) 2017年9月14日
実はカザンへ向かう夜行列車に向かう直前に、モスクワのアルバート通りにある劇場で、オーケストラをみてきました。芸術の街モスクワに滞在しながら地方へ旅行ばかりしているのもなんだか勿体ないなぁと思いまして、急遽、前日にオーケストラの前売り券を購入しに行ってきました。
”ロシア人は仕事終わりのラフな服装で劇場へ足を運ぶ”
との地球の歩き方から前情報を受けて、
「意外とドレスコード厳しくないのかな?」
と考え、グリーンのマウンテンパーカーとPorterのリュックを背負って行ったところ、激しく浮きましたw
ドレスコードに厳しくはありませんが、最低限節度をわきまえた服装をしていきましょう。
ちなみに速攻グリーンのマウンテンパーカーをクロークに預け、一眼レフカメラ片手にマリンハットを被ることで「取材に来た外国メディア関係者」感を出すことに成功w
なんとかその場をしのぎます。
■モスクワのオーケストラ
チケット料金:800ルーブル(前売り)
公演時間:19時〜20時15分
ドレスコード:厳しくはないもののわきまえて
今日のまとめ:カザンはロシアでも特異な空気感をもつ!
#カザン を観光中なのだけど、衝撃受けまくり。イスラムとキリストが混じる文化的要所。
見事に双方の文化をミックスさせながら、さながら #ヨーロッパ のような身軽さも漂わせている。
それでいてウズベク人ばりの明るい国民性も兼ね備えているなんて。
移住していいかな。 pic.twitter.com/GFRlUyEWo4
— すぎっしゅ@8月インドで研究 (@sugisshu) 2017年9月15日
以上がタタールスタン共和国の首都カザンへ夜行列車で旅行したのでスタバ事情や旅費/行程を全部まとめてみる。”でした。
イスラム文化とロシア文化の入り混じるタタールスタン共和国の首都カザン。「ロシア的は田舎なのかな?」という勝手な先入観で行ったもんだから、街の発展具合に驚かされました。まさかここでスタバに立ち寄れるとは思わなかった。
サンクトペテルブルグやモスクワを芸術の拠点として堪能し、また一風違ったロシアを味わいたい人にはぜひオススメしたい地域です!
最後にもう一度、今日の記事の内容をまとめておきますね。
■カザンへの旅ルート総まとめ
旅行時期:2017年9月14〜16日
カザンの気温:20〜25℃
旅のルート:モスクワ(レニングラード駅)〜夜行列車〜カザン駅
旅費:夜行列車往復チケット約4,500ルーブル、食費1,000ルーブルほか
みれた場所:クレムリン、バウマン通り、スターバックスなど
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最後までお読み頂きありがとうございました!
これであなたもタタール人。
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