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投稿日2017年12月17日 最終更新日2018年5月25日
北の国からこんにちはすぎっしゅ( @sugisshu)です。
先日、地元の幕別町で町民向けに公募を出していた、
「I LOVE まくべつ フォトコンテスト」
に自分の作品を出し、なんと初応募にもかかわらず入賞をいただくことができました!
しかしこれはある意味「想定通りの受賞」だったというのが正直な感想です。
今日の記事では「写真素人」のわたしがなぜコンテストで入賞することができたのか、何を意識したのかをまとめてみました!
【写真展】ウズベキスタン写真展in北海道幕別町が本日より開催となりました! – YUJImediaシーズン2
それではどうぞ!
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Contents
はじめに:写真コンテストに初応募!
わたしは2017年11月に公募をかけていた、
「I LOVE まくべつ フォトコンテスト」
に初出品し入賞を獲得することができました。
「入賞するなんてすごいね!」といってくれる友人もいましたが、実はこれ、かなり戦略的にやっていたんです。授賞式で審査してくれた審査委員長に直接好評をお願いしたところ、やはり想像通りのコメントが返ってきました。
ひとつ前置きしておきますが、わたしは写真の専門家でもなんでもなく、ひとりの医療者従事者です。なので写真にかんする詳しいことはよくわかりませんし、勉強したこともありません。あえて形容するなら「アマチュア・フォトグラファー」でしょうか?
まぁ、素人レベルってことですね。
▼試行錯誤でKindle版写真集を出版しました。
【写真集】苦節2年半……ついにウズベキスタンの写真集をKindle電子書籍で出版しました! – YUJImediaシーズン2
これから、わたしが意識した点や作品の詳細について紹介していきます。
わたしがコンテストに出した作品について
この写真が、わたしがコンテストに出した作品です。
写真のタイトルは「秋さがし」としました。
被写体は、実兄夫婦とその姪っ子で、地元の線路沿いを歩いているという何気ない日常の風景です。もともとこの写真は姪っ子の誕生日プレゼントにしようとして撮影していたものでした。そして「コンテストに出された作品は、全てに額縁をつけて返却する」とあったので、はじめは軽い気持ちでの応募でした。
そしてウズベキスタン写真展を開催した地元の文化ホールでコンテスト作品募集の掲示を見かけたので、A4サイズに印刷し、ウズベキスタン写真展終了と同時に応募したんです。
そして応募から待つこと1週間、コンテスト受賞の電話連絡をもらいました。
ほかの応募作品もひととおりみましたが、地元・とかちの魅力が存分に表現されている作品ばかりでした。しかしそれらの作品をさしおいて「カメラ歴3年」の素人が受賞してしまったんです。
▼クラウドファンディングにも挑戦しました。
【まとめ】わたしがクラウドファンディングや写真展を開催しようと思ったたった1つの理由。 – YUJImediaシーズン2
わたしが意識したポイントをこれから解説していきます。
入賞するために意識した3つのポイント
冒頭でも書きましたが、この受賞はある意味で狙い通りでした。はじめ家族に公言していたのは「最優秀賞はとれないけど、そこそこ入賞すると思う」でした。そしてその予想が現実となり、ある確信をえました。それが、3つのポイントを抑えればコンテストで入賞することは難しくない、ということでした。
これからわたしが意識した3つのポイントを紹介しますね!
コンテスト趣旨への逆張り
まずはじめにわたしが意識したのは「写真コンテストの趣旨・目的」でした。公式HPには以下のように書かれていました。
色彩豊かなまくべつの風景を写真に残してみませんか?
▼関連リンクはこちら
第5回 I LOVE まくべつ フォト コンテスト | 幕別町百年記念ホール
この文言から考えられるポイントとして、写真のフィルターを通してとかちの風景を映し出し、地域活性をはかるというものなのでしょう。なのでほかの応募作品はとかちの風土である、
農作物の収穫場面(長芋)
サイロ(牛の食用飼料を保存しておく建物)
秋の山々
などが多かったように思います。
どれも目の奪われる美しい写真ばかりでしたが、わたしはあえてこの流れにはのらず「逆張り」したんです。
どのようにしたかというと、まず地方の特徴を考えてみました。
都市にいるとなかなか気が付きにくいのですが、地方部では子供の数が激減しており、小学校が学年1クラス(40人未満)というのも珍しくなくなってきています。そしてとかちは基本的に車社会なので、外を歩く子供は比較的珍しい、という印象をもちます。
だから、子供が両親に連れられて散歩しているほのぼのとした日常がむしろ「非日常」なのですね。
審査員の講評にも想定していた通りのことが記載されており、何気ない日常の中から見つけた「非日常」を評価していただけました。
このコンテスト目的に対する逆張りが、意識した点のひとつめです。
写真の構図:日の丸構図
ここから少しテクニック的な内容になるのですが、わたしはいつも写真全体の構図だけは意識するようにしています。どういうことかというと、
この撮り方は「日の丸構図」とか「三分割法」とかいうらしいです。写真の主役を真ん中に持ってくる撮り方ですね。こうすることで何を撮った写真なのかが一目瞭然でわかります。上述したように、姪っ子を主役にした写真なので、被写体を真ん中に持ってくるように意識して撮影しました。
そのほかにも印象的に撮る方法として「サンドイッチ構図」とか「三角構図」なんてのもあるらしいですよ!
▼以下のリンクが参考になります。
カメラ初心者にオススメな12の構図でデジタル一眼レフで撮影した写真を魅力的に見せよう | 株式会社LIG
写真全体の色合い
構図とともに意識するのは「全体の色合い」です。
今回の作品では青空と歩道、そして被写体全体の配色を考えてみました。
こうすることでより印象的な写真を撮ることができます。何気なく日常の風景を見るのではなく、ファインダーを通したみたときの配色バランスをいつも考えていると、センスが身につくかもしれません。
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入賞作品の反省点
これまで意識したポイントを3つ紹介しましたが、もちろん反省点もありました。そのことをこれから書いてゆきます。
まず「秋」をイメージした作品なら、空(秋空)の面積をもっと増やしたほうがより季節感が出たのではないか?ということです。写真に置ける主役をどこにするかということなのですが、せっかくなら全体に置けるバランスの「半分くらいを空」にして見ると、また印象が違うのではないか、という審査委員長からの好評でした。
高価な機材は必要ない
コンテストで入賞するためには高価な機材を使ったほうがいいんでしょ?
そう考えているかもしれませんし、実際にそこそこの価格帯の機材を使うことで、写真を撮るモチベーションが上がるというのはひとつの事実です。ですが、あえてひとつ言わせてもらうと、カメラ本体のスペックはそんなに関係ありません。
例えばわたしのインスタグラムの写真をみてください。
#piedoll #teine #hokkaido #follow #l4l #followforfollow
この写真はiPad mini4で撮影しています。
(iPadmini4は画質が悪いと評判です……。笑)
しかしわたしのInstagramアカウントをみて、
「YUJIさん写真撮るのうまいですよね」
とコメントをくれる友人もいます。
この写真でも意識しているのはほぼ「構図のみ」なんですね。いいレンズも使っていないし、被写体もケーキです。つまり機材の質と、写真の出来栄え・他者評価は、ほぼ無関係なのではないでしょうか?
総額20万円もする機器を揃えようとするとなかなかハードルが高く感じてしまいますが、50,000円台のミラーレス一眼でも良い写真が撮れるので、入門として手にしてみてはいかがでしょうか?
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今日のまとめ:これだけじゃトップは厳しい!
以上が”写真コンテスト初応募で入賞を獲得した3つのポイント!!”でした!
今回の記事の中で紹介したテクニックを使えば、エントリー数の少ない地方のコンテストなんかでは、結構入賞できてしまうみたいです。ですが逆にこれらの方法だけではきっとトップを狙うことは難しいんでしょうね……。
写真の世界は奥が深いです……。
最後にもう一度まとめておきますね!
コンテスト目的への逆張り
写真の構図
全体の色合い
▼99円なので目を通してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
これであなたもフォトグラファー。
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