アッサローム・アライクン、YUJI(@wish_yama)です。
カザフスタン旅行の興奮も冷めやらぬまま続けて、ロシアはサンクトペテルブルクへ向かいました。念願のロシア。世界中で最難関ともいわれるロシアVISAの取得を経て、ついに上陸です。
航空券やホテルの手配をしてくれた友人には感謝してもしきれません。(涙)
【VISA】在ウズベキスタン、ロシア大使館でVISAを申請してみた【備忘録】 – YUJImedia.com
ロシアはサンクトペテルブルクにて1日目。広大な市街地に、どこをとっても絵になる建築や人々。ロシア語をもう少し丁寧に勉強して、移住したい、なんて。 #サンクトペテルブルク #ロシア pic.twitter.com/SgoR944U0z
— すぎっしゅ@いまロシア🇷🇺 (@wish_yama) 2016年6月14日
Contents
サンクトペテルブルク基本情報
■為替レート:1$⇔64.55ルーブル(6月現在)
■生活言語:ロシア語、ホテルや飲食店等の観光地で英語対応可能
■平均気温:25度
サンクトペテルブルクはロシアの中でも北部に位置するので6月といえど寒さ対策をしていきました。ですが予想に反し、朝方でも20度を越えており、ソフトシェルを着ていくと軽く汗をかきました。
宿泊先”Spirit House”
(宿泊先の外観)
基本情報
■宿泊料金:5泊6日で62US$
■食事なし
■全館wi-fi完備とのうたい文句だが……
サンクトペテルブルクで5泊6日したホステル、Spirit House。予約の段階でこちらから英語で送っているメールに対しロシア語で返信してくるメンタルの強さ。しかも空港からホステルまでのピッキングを依頼したのにタクシーがいない……
暗雲が立ち込めます……
ロシアの宿泊施設のおおくはなんでもないようなマンションの一室にあったりします。だから入り口を見つけるのに一苦労。
事前にGoogle mapなどで住所のあたりをつけておくと良いでしょう。
(キッチンは自由に利用可能)
困った困った
さてさてなんとか宿泊先に到着するも、ここでも多くの問題が発生します。まずオーナー以外の従業員に英語が通じないのです。ホステル等の宿泊施設って基本的に英語対応じゃないのー?
我らが操るウズベク訛りのロシア語でどこまで意思を伝えられるかな。
共用のキッチンや洗濯場、シャワールームもありましたが、一見快適そうに見えて掃除のおばさんからとにかく急かされるのです。5泊6日で62$なら仕方ないかな……
またwi-fi完備とされているが、10あるうちの端の部屋はwi-fiの電波が届かないらしい。なんじゃそりゃーーー!!!
市内観光
6月のサンクトペテルブルクはそこそこ暖かく過ごしやすい気候です。夜でも長袖を着ていれば寒さを感じないほど。数回の雨に降られましたが、折り畳み傘を持っていたため大事には至らず乗り切れました。
市内交通情報
■地下鉄:全路線35ルーブル
■バス:全路線30ルーブル
どこを歩いても絵になる街並み!!
写真写真!
パシャパシャ!
エルミタージュ美術館
(エルミタージュ美術館の外観)
入館料金:600ルーブル
サンクトペテルブルクで一番有名な美術館。古今東西、世界各国の美術品が展示されておりロシアはもちろんアジア、ヨーロッパ、日本の着物等も展示されている。韓国、中国、日本の観光客も多い。
館内をすべて見ようとすると5時間くらいかかるらしい!
(館内の一部)
実はここがエルミタージュ美術館だと知らず入場し、「でっかい美術館だなー」と安直なことを考えながら、1時間程度で館内を出てしまったのです。
事前にもっと調べていれば…
(遊戯王みたいな石版)
運河の船旅
(クルーズ船より)
■乗車料金:800ルーブル
■乗車時間:1時間
■乗車人数:30人
サンクトペテルブルクの運河を1時間掛けて走る小型客船での船旅。
解説はもちろんすべてロシア語でしたが、早い段階でこの船旅を体験できたことで街の全容がつかみやすかったように思う。
(血の上の救世主教会)
サンクトペテルブルクの代表的ロシア正教会である”血の上の救世主教会”は、19世紀に暗殺されたアレクサンドル2世の殺人現場の上に建てられた教会なんだとか。教会のなかは見れなかったけど、外観は鮮やかで美しい!
絶景かな。
40分くらいたったところで突如横殴りの大雨にあたられることに。
近年稀にみる大雨の中、クルーズ船は進んで行く。
パブロフスク要塞
(要塞感ないけど外観です)
入場料金:600ルーブル
第一次世界大戦のころに要塞として使われたパブロフスク要塞。要塞といえば戦車や大砲等の銃器を置いているはず!
と期待をいい意味で裏切り、要塞内は教会や博物館が並んでいました。
(要塞内の教会)
要塞外に大砲を発見!
(いまは使われていない大砲)
食事処
(ラーメン屋ヤルメン)
ロシア料理といえばボルシチやピロシキ、カーシャなどどれも美味であることは周知である。あえてここで向かったのは日本人店長が営むラーメン店!
(味噌ラーメン)
数年ぶり(体感で)かのラーメンにヨダレが止まらない。
店長以外のスタッフはロシア人で、彼女たちも流暢に日本語を使って接客している。
「日本語がお上手ですね」と聞けば、
『いえいえ、とんでもないです。』と日本人でもなかなか使えないような日本語で返答してくれました。
※この記事を読んではじめて知ったけど、ロシアに日本のラーメン店を出店しようと発案したのは、現役の言語聴覚士!大学で教鞭をとられているとのことで大先輩なのだろうけど、同じリハ職でした。なんか親近感が湧きます。
こういう風に海外とつながりを持とうとする考え方って憧れるなぁ。
腰痛発症……?
(サンクト市内)
サンクトペテルブルク市内は迷路のようで、地図を持っていなかったら迷子になってホテルまで帰れなくなるのではないかと思うほど入り組んでいました。方向音痴のわたしは案の定、路地に迷い込み10時間以上迷路の中を歩き回ることに……
それも10kg超のバックパックを背負いながら。
迷い込んでもタクシーで帰れるからと安心して歩き回っていると、突如腰が痛み出したのです!
あれ?
少し休んでも10m歩くと腰が痛くなる…
まさか腰椎ヘルニア?
日本の病院で働いていたときによく担当した疾患のひとつである腰椎ヘルニアにまさかこのタイミングで自分がなってしまったのだろうか。クシャミをしただけで腰に響くぜ。感覚的には第4腰椎と第5腰椎のあいだあたりか。
ここは腰椎ヘルニアの中でもかなりの好発部位である。
わたしが取った対策
絶対安静
腰椎ヘルニアに限らず疾患の急性期に守らなければならないのは絶対安静を保つことである。痛みとは身体の防御反応であり、無視して運動を続ければ症状の悪化は避けられない。まずは痛みのない姿勢になることである。
そのときに目安にしたいのは骨盤と体幹の位置関係であり、立位より座位、座位より臥位が良いとされている。
その際も仰向けかうつ伏せか、痛みの少ないほうを選びたい。
今回の場合、第4腰椎と第5腰椎のあいだにある椎間板になんらかの損傷が起きていると考えられ、その証拠に、下肢全体に痺れるような神経性の痛みが生じていた。
腰の柔軟性を高める
ヘルニアに限らず急性期では筋肉そのものに対するアプローチは優先順位が下がる。なぜなら筋肉は痛みがない状態で鍛えないと本来の力を発揮できず、増強につながらない。
そもそもの話ではあるが、筋力増強を狙ったところで痛みがなくなるわけではなく、まずは腰周囲組織の柔軟性を高めることをしてみてほしい。
さて次はどこの組織の柔軟性を高めていくかが問題になってくるが、多くの人が考えるのは”腰のストレッチ”である。これは正解であり、不正解でもある。腰の周囲には椎体を繋ぐ多裂筋や脊柱起立筋群、また多くの靭帯もあり、すべての位置関係を把握していないと個別アプローチは難しい。
わたしが個人的に進めるのが“椎間関節”を動かすことである。
筋肉は関節と関節を繋いでおり、関節内が動かなければ筋肉は動かないのである。
環境調整
今回は10kgを超える荷物を背負って長時間歩いたため腰痛発症したと考られる。
一時だからとそのまま荷物を背負っていれば、腰椎に垂直方向の圧力がかかってしまう。腰に痛みを感じはじめたら荷物をおろし、腰への負担を軽くすることももちろん有効である。
※ロシアはスリが多いため、荷物からは絶対に目を話さないように!
まとめ
腰痛が発症したときのアプローチ手順
1.絶対安静
2.腰の柔軟性を高める
3.筋力増強アプローチ
4.環境調整
最後までお読みいただきありがとうございました!
次はモスクワ編をお届けします。
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