アッサローム・アライクン、YUJI( @sugisshu )です。
中央アジアのウズベキスタンについて詳しく知るひとは少ないかもしれない。わたしも赴任が決まってからあわてて現地の情報や歴史について調べたものです。JICAで主に宿泊先として使っているウズベキスタンホテル。そこが発着点となっている”ウズベクツーリズム”の観光バスに、赴任から1年経過したいま乗ってみました。
タシケント・シティツアー
ウズベク・ツーリズムが主催する”タシケント・シティツアー”はタシケント市内、新市街、旧市街を大型バスで巡回し、街の成り立ちの歴史や豆知識を教えてくれるサービスである。派遣から既に1年が経過したいまのタイミングでこのツアーを利用してみました。
その全貌が明らかに(!?)
基本情報
利用料金:58000スム
乗車時間:約3時間、途中休憩3回
出発時間:9時・10時・11時・12時・13時
座席数:50席
期待に胸を膨らませていざ出発!!
走り出すバスと賑やかな車内
バスの2階はいわゆるリゾート仕様(なんていうの?)で風が吹き抜ける形になっている。それにしても4月下旬でこの暑さはなんなのだろう……体感25度を超えている。ホグロフスのソフトシェルと、インナーにヒートテックを着ているわたしの頭上に暗雲が立ち込めた。
ちなみにわたしが着ているのはコレの色違い。
去年のいまごろに日本から持ってきたマウンテンパーカーをなくす事件に見舞われたため、AMAZONで購入して送ってもらうことにしました。着心地も良いしオサレ感があってお気に入り。
コチラはわたしが愛用しているホグロフスのバックパック。
こちらも使い勝手・容量・価格ともに秀逸で海外旅行にピッタリ!オススメです。
音声ナビゲーション
乗車してすぐにイヤホンを手渡される。ツアー中は音声システムを利用してガイドされるようだ。
対応言語を見ていくとウズベク語・英語……日本語!!?
まさか日本語音声ガイドに対応しているとは思わず驚きを隠せない。まあここで日本語の音声ガイドを聴いてもなんら意味がないので、英語設定で視聴しました。
JICA以外でウズに参入している日本企業って少ないから、声を担当しているのは誰なんだろう……
観光ルート
観光ルートを紹介します。(ネタばれ?)
まずはウズベキスタンホテルの正面にある”アミール・ティムール広場”を一周する。アミール・ティムールとは16世紀に中央アジアを統一した英雄。詳しい説明は別紙に委ねる!!
その後われらがJICA事務所のあるビジネス・センターへと走るバス。いつも眺めている景色を観光目的で来ると、また違って見えるから面白い。そのままテレビ塔の横を抜けていく。
「ここで15分の休憩です」
え!?はやくね!?
時計をみると出発から10分……なにごとだ。
意気揚々とバスを降りてゆくオパたち。
みんなげんきだなぁ。
再び走り出すバス。なにやら急激な眠気に襲われるわたしはそのまま寝入ってしまう。原因は乗車前に買って食べたラワシと、イキって聴きはじめた英語の音声ガイドだろう。
Zzz……
目が覚めるとそこはJICAボランティアの活動する”タシケント・イスラム大学”門前。タシケントを代表する大学だけあって、つくりが派手だなぁ、と眺めていると、わたしのうしろに乗るオパたち(5人)「あなたはどこから来たの?」とロシア語で尋ねてくる。
「わたしは日本から来ました」
とあえてウズベク語で応答すると、
「イエェェッ!!?」
とテレビアニメのような驚きをしめすオパたち。
(日本語の「え:e」が、ウズベク語だと「イ:i」になります)
さらに「フェルガナの病院で働いていますよ」
とロシア語で追い討ちをかけると、
「オッホーー!!」
と感嘆のこえをあげるオパたち。
(これは「すごいね!」のような意味となります)
楽しいぜウズベキスタン。
おっと話が逸れてきたので軌道修正します。
そのあとタシケント最大のバザール”チョルスー・バザール”を横目にとおり過ぎ、ショッピングモール”サマルカンド・ダルボザ”へと向かう。
へぇ、この二箇所って近い位置関係にあったんだ。
次は1960年代に抑留日本人たちが建てたナボイ劇場。ここを建築した先人たちがいたからいまわたしたちはウズベキスタンで暮らすことができています。ありがとう。
そのままウズベキスタンホテルへと舞い戻るバスツアー。
料金58000スムは若干高い値段設定かな、と思いながらも満足でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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