夏は脳が溶けるかと思うほど暑く、冬は冬眠したくなるほど寒いウズベキスタン。タシケントでは先日うっすらと雪が積もったと聞くが、フェルガナにはまだ冬の妖精たちは降りてきていない。
わたしの出身である北海道十勝は、道内でも有数の寒さを誇る地域だ。十勝川温泉は全天然モール温泉で、入浴後には肌がスベスベになるといった美容効果も高い。
十勝地方が寒いのは”盆地”であることに由来するが、フェルガナ地方も似たような地域性を持っている。寒さが厳しいほか、タシケントやサマルカンドとは違った”郷土愛”があるらしい。
詳しい内容は、以降の記事に譲りたいと思う。
思い返すと8年前、進学のために生まれ育った十勝から札幌近郊市外へ移り、一人暮らしをはじめた。初めての一人暮らしであることと、日高山脈を越えた感動に、それはもう驚きの毎日だったことを覚えている。
そして、そのときにも同じような話を聞いた。
「山に囲まれた平野部は、独特の文化が生まれやすい。」
そう、十勝管内は他の地域とは一風変わった地域性を持っている。酪農や農業が盛んで山に囲まれてた地形に位置するため、人と人とのつながりが強いのだ。
そういった意味で”十勝”と”フェルガナ州”は近からず遠からず、類似している場所といえるかもしれない。十勝管内とそれ以外の地域では、生活文化や言葉の使い方に違いがあったことを覚えている。
フェルガナに愛着がわくのはこういう理由……かな?
「井の中の蛙、大海を知らず」という故事成語がある。
外の世界を知ることは、自分自身のアイデンティティを見つめなおす良いきっかけになる。
さてここから本題!
寒さが厳しくなると困る理由のひとつに、手持ち衣類の少なさが挙がる。
日本からウズベキスタンへ入国したのは初春の3月末。最低限の衣類を持っていったが、それでも荷物の持ち込み制限があり(21kgまで)明らかに不十分……
JICAもなかなか厳しい条件を提示してくれるぜ!!
そう、服が無い!
というわけで向かったの先はフェルガナのお隣、シルクの産地マルギランの”コンテパ・バザール”
マルギランで見つけたもの
冬本番を迎えると様々な衣類があふれかえる。
夏場も魅力的な地域と感じたが、冬のマルギランは一層興味深い。
このベストを着てウズベクダンスを踊る……
なんだかとても協力隊っぽいではないか!
これを日本で着たら若干浮くかな……
ベストは一着32,000スムで購入。
店舗によって100,000スムだったり、価格設定もまちまち。
先日訪れた”YODGORLIK SILK Production”は観光客向けの商品が多かった印象。それと比べれば、とても安価で購入できたため満足である。
年の瀬が近づくと、思わぬ出費?が重なるものだ。年末は更に出費が重なる予定。
今後も散在しすぎないようにウズベキスタンの文化を楽しんでゆきたい。
(今回の記事はリンクと写真が多くなってしまった……)
最後までお読みいただきありがとうございました!
これであなたもウズベク人。
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