【中間報告②】入国から1年でわが身に振りかかった事件まとめ

協力隊のあれこれ

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アッサローム・アライクン、YUJI( @sugisshu )です。

青年海外協力隊の任期は2年間であり、その期間を長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれと思う。わたしは中間報告①で書いたようにこの2年間という任期をとても長いと感じている。

わたしもこの3月で派遣開始から1年が過ぎ、やっと中間地点に立てたと安堵感のようなものを感じています。

この半年間でわが身に振りかかった事件の紹介とその考察をあげていきたい。

食中毒

ウズベキスタンの伝統料理シャシリクは居酒屋のつくねのような料理。鉄串に牛ひき肉を巻いて炭焼きにする。これが油がいい具合に飛んでとっても美味しいのです。

しかしこのシャシリク、実は生焼けのことが結構ある。秋口に喫茶店で食べたシャシリクがどうやら生焼けだったようで、その日の夜中に、これまで体験したことの無いような腹部の激痛と吐き気をもよおした。幸い消化物が出きったところで体調は回復したが、食品衛生管理の徹底している日本では触れることのすくない食中毒の危険性を肌身に感じた。

もう一度自己の食事スタイルを見直すきっかけとなりました。

同僚の退職

ウズベキスタンだけでなく日本でもいえることかもしれない。

わたしの配属先は女性職員が多く、そのほとんどが20歳代である。ウズベキスタンでは”子どもは宝”といった認識が強く、そして家族をとても大切にする。それ自体は律すべきところではなく、むしろ今の日本社会で重んじてほしいと感じるところである。

しかし当国は極端な例も多く、20歳に満たないうちから結婚をし、子どもをもうける場合がある。わたしの同僚たちもその例から漏れず、数年働いて退職してしまう。10年働いて理学療法技術や知識の備わってきた同僚が退職したときにはわたしも、落胆というか虚無感に近い感情を覚えた。

リシタンへの出張

フェルガナの隣町リシタンへ出張し、日常の体操指導を行った。このリシタン青年センターは比較的出入りが自由で、日本に関心の深い子どもたちが通いつめている。ここで活動するボランティアの協力を得て、生徒たちとの交流を兼ねて”スイカ体操”を披露した。生徒たちからは好評を得られたと感じている。

青空診療所

入院していた患者の自宅へ訪問診療へいってみた。当国では訪問リハビリテーションのシステムが構築されておらず、リハビリテーション医療は病院内で完結してしまっている。もちろん自宅での運動を必要とする患者も多く、先日も数件の訪問診療を行った。

入院中には起きて座ることもできていなかった彼も、自宅での運動指導や介助方法を伝えることで、2ヵ月後には自立歩行ができるまでに回復している。理学療法士としてのやりがいを感じる瞬間である。

この経験をうまく配属先へアウトプットしてゆきたいと思ってる。

就寝環境の改善

この1年間悩まされ続けてきたことがある。それは”朝目覚めると体が痛い・疲れがとれない”ことである。これは一重にベッドのマットレスが固過ぎることに起因する。

そこで大家に「コルパチャ(敷布団)二枚ください」と打診したところ、翌日には新品のコルパチャを持ってきてくれた。その翌日からわたしの就寝環境は大幅に改善された。なぜこの打診を活動開始初期にしなかったのかと悔やむこともあるが、まあ過ぎたことなので水に流しましょう。

日本への一時帰国

外から見る日本はどんな国だろうと、赴任9ヶ月目の年末年始に一時帰国をした。まずはじめの驚きは空港に並ぶ日本人。一矢乱さず静に整列している姿は世界でも特異だろう。真面目で周りを重んじる国民性は、もっと誇るべきと思う。

そしてなによりご飯が安くてうまい。これだけのクオリティの料理を1,000円前後で食べられる日本はやっぱり良い国だと思う。

中間報告会

ウズベキスタンに派遣されれている隊員は1年次に隊員総会でプレゼンテーションをする。今回はわたしの期が担当だったわけだが、反省点が多すぎて、今でも穴があったら入りたい気持ちだ

準備期間3ヶ月、誇張でなく練習を100回以上して本番用のスクリプトを作成し挑んだものの、しかし現実とは残酷であり「声が小さくて聞き取りにくかった」との酷評が多かった。人前で話すことに慣れていないせいか、極度に緊張してしまったのだ。

その後のウズベキスタンの音楽を使った”スイカ体操”の紹介でその評価を巻き返せただろうか。隊員たちも楽しそうに踊っていた。興味のあるかたはYoutubeで検索してみてくだされ

続く夜の部、ボランティア歓迎会で「あなたしか適任がいない」との指名を受け、司会を依頼された。中間報告の時点で人前で話すことが苦手だと察しておくれ……と思った。

右膝内側半月版損傷の疑い

上京時にタクシーを捕まえようと後歩きをしていたところ、60~70cmの溝に落ちた。とっさに前へ手を着いたため大事を免れたが、右膝を反張する姿勢で前に倒れこんだため、右膝に打撲を負ってしまった。

その後、数日間にわたり自己診断したところ右膝内側半月版損傷ということがわかった。階段を登るときには痛まないが、下るときにやや痛む。大好きなランニングとテニスを少し休みたいと思う。

以上がこの半年間に起きた事件(?)の総括でした。良いと感じること・悪いこと感じることなど多くあります。だけど活動の方向性が定まってきており、フェルガナの人たちと交流ができていることはこの一年間の成果物であると思っている。

最後までお読みいただきありがとうございました!

これであなたもウズベク人。

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