アッサローム・アライクン、YUJI(@wish_yama)です。
青年海外協力隊員として派遣されたものは年間20日間、任期満了する2年間をあわせると最大40日の任国外旅行ができます。任国外旅行とは、日々配属先での活動をしながら、余暇を使って国外旅行をする方法のひとつ。
▼青年海外協力隊の受験を考えている方は必見です。
【青年海外協力隊】全部で4回分!面接試験で聞かれた質問とわたしの回答と面接対策をまとめる。【まとめ】 – YUJImediaシーズン2
今回の記事ではウズベキスタンから任国外旅行可能な国をまとめてみたので、今後協力隊員として参加したい!と考えている方は参考にしてくださいね!
※2016年現在の情報です!最新情報はボランティアハンドブックなどでご確認ください!
それではどうぞ!
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はじめに
やっとWi-Fi通常の速度に戻りました。ネットに繋がらないほんとうに2週間辛かった。いっそのことネット使えませんって突き放してくれれば楽だったのに。さてさて、youtube見よ。 #伝統衣装 #アイドル気分 pic.twitter.com/rlNlw6hqYf
— すぎっしゅ@いま北海道🇯🇵 (@wish_yama) 2016年8月1日
わたしは2015〜2017年まで青年海外協力隊員として中央アジアのウズベキスタンに派遣されていました。はじめての途上国もといはじめての海外生活に悩むことも多く、任国外旅行だけが唯一の楽しみだったかもしれません。
今日の記事ではウズベキスタンから任国外旅行可能な国と、その感想をまとめてみました。
任国外旅行ってなに?
そもそも任国とはなんなのでしょうか?
わたしも派遣が決まる直前までなんのことだかわからずにいました。
わたしたち日本人の生まれた場所は基本的に日本であり、戸籍は日本にあるひとがほとんどでしょう。しかし海外に籍をおく、つまり長期的に国外に滞在するためにはそれなりの手続きをしなければなりませんよね。
任国とはわたしたち協力隊員が2年間暮らす国のこと。
わたしの場合はもちろん任国はウズベキスタン。
そして目的に関わらず、ウズベキスタンから出ることを任国外旅行というんですね。
ひとつデメリットを挙げるとすれば、青年海外協力隊員(通称JOCV)は渡航可能な国が決まっていることでしょうか。各国の治安状況や渡航手段の難易度から決まっているのだろうけど、もう少し渡航可能地域が多ければ……と思うことも。
対してシニアボランティア(通称SV)は世界各国どこへでも渡航可能。
わたしの同期隊員が夏休みの長期休暇を利用して、現在スペインへ旅行中です。わたしはfacebookの写真をみながらフェルガナで歯を食いしばることしかできないのです。
任国外旅行の行き先はどうやって決まっているの?
この部分にかんしては憶測にすぎませんがおそらく任国外旅行可能な国は以下の3点で決められています。
・治安状況
・任国との国交
・移動にかかる日数
治安状況は言わずもがなですね。
”任国との国交”ということは、パスポートからどの国への渡航歴があるかを確認するということです。日本のパスポートは世界でもトップクラスの力をもつのであまり感じませんが、各国によってVISA取得の義務や渡航可能な国が決まってきます。
仮にも”ウズベキスタンで働いています”という証明が貼られているので、ウズベキスタンとの国交がよろしくない地域への旅行は避けたほうがいいとの判断でしょう。
移動にかかる日数とは、1年のなかで旅行できる日数が決まっているわけですから、たとえば”ウズベキスタン→南米”のようないかにも移動に時間のかかりそうな渡航先はないわけです。
これらのような理由から任国外旅行先が決められているのではないでしょうか。
▼一般旅行者がウズベキスタンへ旅行するときにはこの記事をお読みください。
【VISA取得】2017年版!ウズベキスタンのVISA取得方法について日本語訳付きでまとめてみた【ウズベキスタン】 – YUJImediaシーズン2
ここからはウズベキスタンから渡航可能国と旅行記のまとめをお送りします。
旅行先一覧
それではここで中央アジアのウズベキスタンから渡航可能な国をまとめてみましょう。
キルギス
わたしの任国であるウズベキスタンと同じく1991年に旧ソ連から独立したCISのひとつです。ウズベキスタンとは正直な話、けっこう不仲であるとの噂を聞いています……
ウズベキスタンから行けるのは首都ビシュケクやイシククル湖などの一部地域のみで、どこにでも渡航可能というわけではありません。そしてかなりタイトなスケジュールとなりますが、1泊2日からでも旅行可能です。
協力隊員は利用できませんが、一般渡航しであれば”アンディジャン”から”オシ”へ陸路で国境越えすることもできます。
詳しくはこちらの記事をどうそ。
▼帰国後に中央アジアを再訪しました。
【中央アジア】2週間で中央アジアを周遊したのでVISA/ルート/宿泊先/費用/言語のことを全部まとめてみる。【まとめ】 – YUJImediaシーズン2
▼協力隊員だったときにキルギスへ旅行しました。
【キルギス】イシク・クル湖やアラ・アルチャ自然公園など中央アジアのきっての自然立国。キルギス旅行記です。【まとめ】 – YUJImediaシーズン2
カザフスタン
ウズベキスタンやキルギスと同じく1991年に旧ソ連から独立した国です。ウズベキスタンの北部に位置し首都はアスタナ、2017年には世界万博も開催されました。
また旧都アルマトイには日本人材開発センターなどもあるようです。
どちらの都市へもタシケントから直行便(3便/週)が出ています。
▼カザフスタン世界万博の様子をレポートしました。
【アスタナ】カザフスタンの世界万博に参加したので会場内の写真を公開していく!【世界万博】 – YUJImediaシーズン2
▼青年海外協力隊員だったときに旅行した”アルマトイ”の特集です。
【カザフスタン旅行記】美人大国?世界9位の国土を誇るカザフスタンのスタバにいきました。【まとめ】 – YUJImediaシーズン2
ロシア
旧ソ連の大国、ロシアへも渡航することができます。
日本と遜色ない経済状況は、さすが北の大国。2016年現在はルーブルが下落し、全体的な物価は安いと感じました。ただし渡航時期を選ばないと寒い。
▼この”指差しシリーズ”一冊があるとロシア旅行がスムーズですよ。
▼帰国後にはロシア語留学をしました。
【ロシア留学】10歳年下の大学生と寝食をともにし、彼らから教わった人生における3つの教訓。 – YUJImediaシーズン2
ネパール
2015年の大地震の影響を受け渡航不可となっているため、わたしはいけませんでした。ネパールへ派遣されている隊員は他の地域に比べ多いので、現地で同期と会いたかった.…..心残りはありますが、復興が進んだいま、再び渡航可能になりそうな雰囲気もあるらしい。
▼ネパールで活動していた元協力隊員のKeiさんが書くブログはすごく勉強になります。
ネパールの村で3日間ホームステイしたら、1つの「家族」になれた話 | Kei Kawakitaオフィシャルブログ
トルコ
頻繁にテロの起きている地域のなので、もちろん2016年現在は渡航禁止となっています。渡航禁止となるまえに旅行した隊員から写真を見せてもらい、現地の様子を味わうことにします。
絶対いきたい国ベスト3だったのに……
パキスタン
一応ハンドブック上はパキスタンへの渡航も可能、となっていますが、実際は旅行できない地域となっているようです。
中国
こちらもハンドブック上渡航可能ですが旅行で行く隊員はいないようです。ただし在外研修等で中国へ行くことはまれにあるらしい。
ウズベキスタンは他の地域に比べて渡航可能な国が少ないとの噂も聞きます。ならば国内旅行に力をいれたくなるのが人間の性でしょう。
日本
生まれ育った祖国であれど、2年間の派遣期間中は旅行対象の国となります。
昨年末から新年にかけて2週間の一時帰国をしました。海外在住日本人として日本の土を踏むことは、なんとも形容しがたい高揚感がありました。
▼日本へ一時帰国したときに感じたことをまとめました。
【一時帰国】派遣9ヵ月目に日本国へ逃亡した。そこで目にした自国のようす【まとめ】 – YUJImediaシーズン2
今日のまとめ
以上が”途上国にいても旅行したい!ウズベキスタンから任国外旅行可能な国とその感想をまとめてみた。”でした!
帰国後にロシア留学を経験しましたが、協力隊員として渡航したときに比べると、感動が薄かったのが正直なところです。そのときにはそもそもウズベキスタンの生活にも慣れていませんでしたからね……
▼タシケントで歯科治療したときの話です。
【歯科治療】ウズベキスタンで歯科治療をするにはどこがおすすめ?勇気を出して受診してみた。 – YUJImediaシーズン2
最後にもう一度まとめておきたいと思います!
■ウズベキスタンから任国外旅行可能な地域一覧
キルギス
カザフスタン
ロシア(地域限定)
トルコ(治安状況を要確認)
ネパール(行けるようになったかな?)
パキスタン(実質渡航不可)
中国(情報少ない)
日本
最後までお読みいただきありがとうございました。
これであなたも協力隊員。
■更新履歴
2017年10月9日
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