アッサローム・アライクン、YUJI( @sugisshu )です。
7月30日にフェルガナの隣町リシタン・ジャパンセンターで日本文化紹介のイベントが開かれたので、手伝い兼発表者として参加してきました。
このイベントは9月に帰国する26年度2次隊の隊員が企画したものですが、運営をすべて、現地で日本語を学んでいる生徒たちに任せていたそうです。
Contents
プログラムと進行
イベントの全行程は2日間で、首都やその他、地方からボランティアを出張で呼び、各々の専門分野を土台とした日本文化紹介をしました。
【参加職種一覧】
日本語教師
音楽隊員
看護師隊員
リハ隊員
障害児者支援
などなど。
(展示されている写真)
(青年センターに展示されている写真)
日本語教育だけでなく様々な分野からアプローチすることで、より幅広い知識と文化理解が期待できますね。
イベント1日目
当初のイベント開始時間は8:00~でしたが、生徒が集まらず、1時間遅れての開会式となりました。時間通りにスケジュールが進むことは本当に稀。
開会宣言
(隊員の後姿)
ウズベク語での開会宣言。
みんなさすが、語学が堪能だなぁ。
音楽隊員
(ピアノとユスフジョン)
はじめは音楽隊員から”さんぽ”の紹介。
体全体を使って音程をとるという音楽隊員ならではのアイディアと工夫にとても感激しました。これを健康体操とかと組み合わせられたら効果倍増の予感しかしない。
看護師隊員
(手洗いセミナーの様子)
次に看護師隊員からの手洗いセミナー。
文法に沿った綺麗なウズベク語に感激です。
わたしだったらあんな風にきれいなウズベク語、話せないなぁ。
手洗い啓発の歌を、作曲から行ったそうな。
子どもたちも飲み込みが早く、大盛況でした。
リハ隊員
(スイカ体操の実演)
さてさて今度はわたしの出番です。
動画は当日のものではないですが、同じ曲を使って実演指導しました。
スイカ体操とは、ウズベキスタンの音楽を使って考案した健康体操です。例えばラジオ体操などの日本の曲を使った体操を作成しても、ウズベク人にはなかなか受け入れてもらえないのが現状。
それならばと”日本の女性”という名前の曲を使ってウズベク人にもなじみやすい体操を自作しました。
ウズベキスタン全土にスイカ体操ブームを起こしたい。(強い願望)
障害児者支援
(障がい者体験)
簡単な職業紹介をした後に、
『膝が曲がりにくくなった男性』
『視覚障害を持つひとが街を歩いたら』
などテーマを決めて、その疑似体験。介護分野のちから、魅力が出ていたブースでした。年配を敬う文化であるからこそ、子どものうちからこういった教育をするべきであると感じました。
イベント2日目
2日目は生け花・書道・折り紙・料理などのブースに分かれて文化交流をします。こういうときに生け花などの特技があると強いなー。
(お面を作っている様子)
みんないい顔しています。
リシタンにホームステイしている中学生も楽しそうに交流していました。
ダンスコンテスト
ここからは生徒たちに時間、腕の見せ所です。
事前に日本の歌や踊りを練習し、コンテストを行います。
(Mr.snowmanを踊る生徒たち)
かわいすぎる!!
そして結構上手なんです、彼ら。
負けてられない!おれたちも踊るぜ!
(ユスフジョンとハイトボイ)
曲はウズベキスタンの伝統的な踊り、ディルフィロージ。
動画を撮っていなかったことが悔やまれる……格好良かったと評判だったのですよ。
審査員特別賞をいただきました。
※踊っている動画を入手しました!是非ご覧ください!
熊本への想い
(くまモンを並べてみた)
熊本出身の隊員より、先の地震被害の経過と復興の様子を紹介し、熊本へのメッセージ動画を撮りました。頭にもちろんくまモン!
協力してくれた生徒たちの優しさに感激です。
合唱”Believe”
わたしたち日本人一同から、手話を使った合唱曲”Believe”のお返しです。
まとめ
(センターの内装)
このイベントの特筆すべき点は、自分で進める企画でも難しいのに、それを現地の生徒たちにさせたことだと思います。
もろもろの不具合はあったもの、運営全体がきれいにまとまっていたことに、指導した隊員たちの努力が見えました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
これであなたもウズベク人。
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