北の国からこんにちはすぎっしゅです。
このブログをはじめてご覧になっているかたに少しだけ自己紹介です。
わたしは2014〜2017年まで中央アジアのウズベキスタン共和国で2年間、青年海外協力隊員として現地医療機関で活動し、2017年からはセブ島医療英語留学・モスクワ留学を経験してきました。
また、2018年初春にはいま話題のバルト三国へ観光に行き「IT立国」と呼ばれるエストニア共和国に調査活動に行きました。
そんなわたしが日本に帰ってくると感じることがあります。
日本の食事はたいていどこでも美味しいし、ネットはだいたいどこでもサクサクだし、ちょっと生活にお金はかかるけど、快適な生活ができる国ですよね。 でもそんな過ごしやすい国だからこそ、変えて欲しいところ、受け入れられないところもあるわけです。
今日はそのひとつ、
同調圧力
そして、
同調圧力をはねのける3つの方法
についてお話ししていきたいと思います。
それではどうぞ!
Contents
はじめに:同調圧力に慣れてしまいがち!
日本に帰ってきてはじめに驚いたのが、空港にて、入国ゲートに仕切りがあるわけでもないのに、しっかりキレイに整列していることでした。多くの外国人がはじめに驚くのもここだと聞きます。後ろに長ーーくなってしまい、入国に時間がかかりそうだなぁなんて感じたりもしますが、他の国では中々みられない光景ですよね。
規則や規律を遵守する日本人の素晴らしい国民性であると同時に、これはネガティブな面も持ち合わせていると思うんです。
それが今回の記事テーマである”同調圧力”です。
日本人が大切にする「同調圧力」。
まず、同調圧力というワードを検索してみると、
同調圧力(どうちょうあつりょく 英: Peer pressure)とは、地域共同体や職場などある特定のピアグループ(英: Peer group )において意思決定を行う際に、少数意見を有する者に対して暗黙のうちに多数意見に合わせることを強制することを指す。
※Wikipediaより
少数派が多数派に意見・行動を合わせてしまうことをさしているようです。
しかしそれが「無意識」なのだとしたら大問題です。
無意識に、気がついたら他者に同調している。そこに主体性がないのだとしたら、今すぐ同調することをやめたほうがいいです。なぜかというと、それを続けてしまうと5年・10年たった後にできた自分の足跡に、きっと自身が持てなくなってしまうからです。
では次に、同調圧力をはねのけるためにはどうすれば良いのかについて提言していきます。
同調圧力をはねのけるのはどうすれば良いのか?
いまの日本でウズベキスタンやフィリピンのような暮らし・考え方がそのまま通用するとは思いません。日本なりのやり方や考え方でやっていかなければならないのです。
今日の記事のテーマである”環境を変えずに同調圧力社会から抜け出すための3つの姿勢”について考えてみましょう。気軽に海外逃亡できるような環境であればそれで良いのかもしれませんが、きっと多くの日本人はそうではないでしょう。
せっかくこの記事を読んでくださったのですから、これから提示する3つの方法のうちどれかひとつでも取り入れてくれると嬉しく思います。
①自分のペースを崩さない。
まずはじめに提示するのがこれです。
自分のペースを崩さないこと。
これは決して頑なに「今日は絶対に18:00には退社するんだ!」とノルマを課すことではありません。1週間・1ヶ月単位でペースを保つということです。その方が精神衛生上絶対に良いはずですから。
例えば、趣味で週2回テニスを習っているのなら、それには必ず参加するように仕事を進めていくとか。月1回は職場外の友人と飲みに行きたい、そういう目標を立てているなら事前にその友人と打ち合わせをして置いて、もし可能なら、職場でもそのことを公言しておくと良いかもしれませんね。
まぁ、わたしは
”もっと相手のペースに合わせてくれ!”
と懇願されるほどマイペースなので 以前の職場でも同調圧力をほとんど感じていませんでした。
②長期目標を立てる。
仕事や趣味における長期目標を立てることも 同調圧力をはねのける力になります。
長期目標を立てること。
同調圧力に染まってしまう原因のひとつは、自己の目標が定まっていないからとも言えますよね。わたしがオススメしたいのは”マインドマップ”で目標を管理することです。そうすると、なぜその目標設定をしたのか、その目標を達成した後には何があるのかを、即座に答えられるようになります。
参加したくもない飲み会に誘われたら、普段から書いているマインドマップを見せてあげてください。あなたの熱意が伝われば無理なお誘いはなくなるでしょう。
③好きなものに没頭する。
上述した自分のペースを崩さないことや長期目標を立てることも、全て”好きなものに没頭する”姿勢があれば、自然と身についてくるものだと思います。他者に何を言われようとも実行したい目標があれば、同調圧力なんてすぐに跳ね飛ばせますよ。まずは自分が好きなことを探してみましょう。
好きなものに没頭すること。
同調圧力とは環境によって生じる。
ここまで読未勧めていただいた方は気が付いたかもしてませんが、同調圧力とはほとんどの場合「環境」に左右されます。管理者が右といえば右となってしまう、カラスが白いと言えば白くなってしまうような環境がいけないんです。
つまりそれらを解消するためには同調圧力を感じにくい環境に自ら移動してばいいんですね。だけどすべてのひとがそんなことをしてしまうと日本社会がたちいかなくなってしまうのも、また事実です。
ならば環境を変えずに同調圧力を感じなくするための方法を模索する必要があると思うんです。毎日職場や環境のせいにしていても何も変わっていきませんから、まずは行動してみることが大切でしょう。
クラウドファンディングで1億円近くを調達し、絵本を出版したキングコングの西野亮廣は「ひとは環境によって嘘をつかされる」といっています。これはまさにその通りで、職場や学校など周りのひととの関係性により、思ってもいないことを話さなければならない、ということはほとんどのひとが経験しているのではないでしょうか?
誰しも新入社員の頃には「この会社のここがおかしい!」と感じるはずです。大抵の場合その感覚は正しくて、気がつくと社会のつまはじきにならないために、社風に迎合する振る舞いをしているのです。そんな毎日を繰り返すことによって嘘をつかなければならない環境が普通になり、気がつくと同調圧力の渦中にいることになるのだと思います。
ではここからわたしが経験した国々での同調圧力の感じかたについて紹介していきます。
海外の同調圧力について
他国での例①ウズベキスタン
(ウズベキスタンにある伝統工芸のお店と、ユスフジョン)
旧ソ連圏にある社会主義国家、ウズベキスタン、わたしはここで2年間暮らしていました。
「社会主義国家なんだから同調圧力はあるでしょう?」
そう思うかもしれませんが、実態はそうではありませんでした。社会を平穏に保つための同調はありますが、それは決して圧力ではなく、他者を思いやる気持ちからくるものでした。
そして彼らはそれを自分たちの意志で行なっています。決して他者に強要されるものではないのです。家族が大切で、友人が大切で、同僚が大切で、身の回りの人を守るために同調しているんですね。だからそこには不本意に行うという受動的な圧力は感じませんでした。
よく、
「ウズベキスタンって中東?危ないんでしょ?」
と言われますが、そんなことはありませんでした。ハッキリ言って、日本より安全かもしれません。近隣諸国の情勢が悪化しているからこそ、ウズベキスタン国内にはあらゆるところに警察がおり、治安が保たれています。
他国での例②フィリピン
(セブ島のレストランの食事)
フィリピンのセブ島で2ヶ月間暮らしていました。理由はインフルエンサーとしての語学留学なのですが、この国では圧力を感じても、”同調”は一切なかったように思います。理由は色々あると思いますが、わたしが感じたのは、彼らは生きることに必死ということでした。
人口は日本と変わらないくらい多いのに働き口が少ない、月給は100$未満という人も多いです。
その日を生き抜かなければならないんですね。同調していては生きられないのかもしれません。
あとセブ島に限って言えばリゾート地ですから、いわゆるフィリピン・タイムで生活している人が多いのかも。
今日のまとめ:自分の時間を生きよう!
以上が「海外生活から学んだ3つの姿勢で同調圧力をはねのけろ!」でした!
さて、今日のまとめです。
今回は”環境を変えずに同調圧力を克服する3つの姿勢”を紹介しました。
これは少ないながらも、いくつかの国での生活に基づいた方法になっています。まずは長期的な目標を立てること、そしてそれをマインドマップに書き出してみることから始めてみましょう。さらに時間に余裕があるならばブログにしてまとめても良いかもしれませんね。
今日のまとめとして同調圧力を克服するには、
①自分のペースを崩さない。
②長期目標を立てる。
③好きなものに没頭する。
を意識してみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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