アッサローム・アライクン、YUJI( @sugisshu )です。
青年海外協力隊員として派遣されたものは2年間の任期中にいちどだけ日本に帰国することができます。わたしもその一時帰国制度を9ヶ月目に使ったのですが、とても感じることの多い一時帰国となりました。
今日の記事ではなぜわたしがそう感じたのかを書いていこうと思います。
はじめに
冒頭にも書いたが青年海外協力隊員として派遣されている期間に一度だけ日本へ帰国することができるんですね。しかし日本への帰国だからといって特別枠で旅行できるかというとそんなわけもなく、実際は”任国外旅行のひとつ”として扱われます。
わたしは派遣されてから9ヶ月目に日本へ一時帰国したのですが、この一時帰国がとても良かったので、なぜわたしがそう感じたのか、9ヶ月ぶりに訪れる日本はどのように変わっていたのかを、当時の再現からお届けします。
日本の完璧なインフラ整備
ウズベキスタンだけでなく途上国と呼ばれる地域では得てして交通インフラが整備されていないことが多いのです。
「バスが1時間遅れてきて……」
「道路に穴が空いていて……」
なんてのは日常茶飯事。
それに対して、日本の都心部ではどこをみても道が整っている。もちろん土が露出しているところなどなく、また郵便物が届くのに1週間以上の時間を要することもほとんどなくなった。
物流が整っていることは生活の幅を拡げてくれるんですね。
日本人のホスピタリティの高さ
”ホスピタリティ”という言葉をどう定義するかは難しいところなのですが、辞書で調べてみると、
「心のこもったおもてなし、歓待の精神。」
とありました。
コンビニや道端でさえ過剰ともとれるおもてなしを受けられることは世界に誇れる文化だと思っています。
しかし閉塞感は拭えない
ですが正直な話をすると日本にはなんともいえない閉塞感があります。
代表的なのは2010年代になって急速に普及してきたスマートフォンなどの携帯端末でしょう。大抵のことは自分で調べられてしまう。
知らない土地で道に迷い、誰かに聞こうとしてもまともに請合ってもらえなくなったように感じるのは、決して気のせいではないはず。
このことを社会問題として捉え始めているひともいるのではないでしょうか……
わたしが派遣9ヶ月目の一時帰国をすすめるたったひとつの理由
これらがわたしが日本へ9ヶ月ぶりに帰ってきて感じたことでした。
実はわたしはこれまで海外旅行をしたことがなく、協力隊員としてウズベキスタンへいったのが初めての国外進出でした。それゆえ現地生活で受け入れられない部分や生活のし辛さを感じていました。
だからこそ9ヶ月ぶりの日本はとても新鮮だったし快適に感じたものです。
ここでしっかりと考えてもらいたいのは、
「9ヶ月ぶりの日本を過ごして感じたことは何か?」
ということなんです。
そして
9ヶ月途上国で生活した自分の変化を感じ欲しい。
日本もとんでもないスピードで変化していますが、おそらく一番変わったのはあなた自身です。なぜ日本に違和感を感じるのか、それはあなたの常識が書き換わっているからに他なりません。
一時帰国して浮かれるのではなく(もちろん浮かれてもいいですヨ)そのとき感じた日本の変化を深く掘り下げていって欲しいんです。
今日のまとめ
以上が”わたしが派遣9ヶ月目の一時帰国をすすめるたったひとつの理由。”でした!
一時帰国というのはいわば”ご褒美”です。
わたしは中央アジアのウズベキスタンだったので往復旅費10万円前後で済ませることができましたが、アフリカの隊員は往復で20万円以上かかるので一時帰国をしたくてもできない状況だったそうです。
もし可能なのであれば任期中に一時帰国をして、
”日本の外からみた日本の姿”
と
”9ヶ月途上国で生活した自分の変化”
を形・文章にしていって欲しいと思います。
……
え、ひとつじゃないって?
大丈夫、これが途上国あるあるですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました!
これであなたもウズベク人。
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