【書評】青年海外協力隊員を目指していたわたしが派遣前に読んだオススメ書籍8冊とその活用方法!【まとめ】

雑記

アッサローム・アライクン、YUJI( @sugisshu )です。

かれこれ振り返ってみるとブログ運営も3年経過し、はじめは少なかった記事数も300を超え、固定の読者もつくようになってきました。いまでこそ色々な海外情報を発信する記事を多めに書いていますが、ブログ開設した当時はいわゆる「書評記事」をたくさん書いていたんですね。今回は2014年の書評を一挙にまとめていきたいと思います。

それではどうぞ。

はじめに

2014年といえばわたしが青年海外協力隊員を目指して奮闘していた時期です。医療者としての仕事を続けながらとにかく自分を高められることをしていかなきゃ、と考えていました。そこではじめに考えたのが”本を読む”ということでした。会社員を続けながら自分を高めていく方法はいくらでもあります。まずは内面を変えていかなければならないと考えていたんですね。

今回の記事では全部で8冊の書籍を紹介します。どれも当時のわたしの価値観に大きな影響を与えた本でした。書評をいうよりはただの感想文なのですが、ブログ開設当初の心境を反映しているので、そのまま転載しますね。

1冊目:僕らの人生を変えた世界一周(TABIPPO)

現状への満足度はどうはかるのでしょう?

私、理学療法士をはじめとして、マラソン、テニス、バドミントン、登山、ロードバイクなどのスポーツを趣味としています。体を動かすこと、人と関わることが好きなので、今の職業は今のところ適職と思っています。仕事や趣味の時間は楽しいと感じますし、人と話すことが苦手だった学生時代と今を比較すると、現状には満足しています。

このままでいることが幸せなのか?

そう聞かれれば、もちろんそうです。と答えるでしょう。

しかし、満足度はどうか?

と聞かれれば、素直に頷けない気がします。

私は常に何かに向かっていないと落ち着かない性格です。

実現可能な「夢」に向かって計画をたて、試行錯誤を繰り返します。

もちろん予定調和すすむことなど稀ですが、そんな試行錯誤を繰り返している時間を、とても幸せに感じます。

「僕らの人生を変えた世界一周」

機会があれば、読んでみてもらいたいです。

現状に満足できず、一歩踏み出した人。

予定などたてずにひたすら前に進み、現地で優しさに触れ涙する人。

今の自らのの状況では、体験することのない、違った世界をみれます。

「旅をするように生きる」

私の好きな言葉です。常に忘れずにいたいです。

僕らの人生を変えた世界一周

僕らの人生を変えた世界一周

  • 作者: TABIPPO
  • 出版社/メーカー: いろは出版
  • 発売日: 2013/12/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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2冊目:プリズム(百田尚樹)

最近は、本を読むことが日課になっています。

朝、通勤で30分以上座っている時間があるからと始めたことですが、いまでは人格形成の中核を担っています。

ビジネス書や自己啓発本、小説など、興味の向くままに読みます。

今日、読み終えた、

「プリズム」百田尚樹

この作者の作品は初めてでしたが、ストーリーがわかりやすく、読みやすい印象でした。

関連作品も読んでみようかなと思います。

プリズム (幻冬舎文庫)

プリズム (幻冬舎文庫)

  • 作者: 百田尚樹
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2014/04/24
  • メディア: 文庫
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3冊目:嫌われる勇気(岸見一郎)

休日は近所のカフェによく行きます。本屋と併設されており、コーヒーを飲みながら購入した書籍を読むことができます。

今日は、ここ1ヶ月の売り上げが常に1位の書籍、「嫌われる勇気」を読みました。精神分析や心理学の祖であるユングフロイトと並び、「心理学の三大巨頭」と呼ばれた、「アルフレッド・アドラー

二人の登場人物の対話を用いて、彼の思想をまとめた内容でした。

D・カーネギー「人を動かす」や、スティーブン・コーヴィー「7つの習慣」の源流となった人物だそうです。どちらも大きく感銘を受け、自己形成に繋がった作品であったため、その源流と知り、大変興味がありました。

具体的な内容に関しては、書籍を読まれることを推奨します。

もっと実践的な内容だと満足でしたが、読み物としては良作と思います。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

  • 作者: 岸見一郎,古賀史健
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2013/12/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログ (108件) を見る

4冊目:マッキンゼー流入社1年目ロジカルシンキングの教科書

物事を伝えるときに、どうすればスムーズにコミュニケーションが行えるでしょう?そんな悩みを解決すべく書かれた本書。

全てのビジネスマンに、一読の価値はあると思います。

So what?

「Why so?」

物事の本質を見抜き、常に疑問を投げかけ、先入観の少ないものの見方をしていきたいです。

マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書

マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書

5冊目:夢をかなえるゾウ2(水野敬也)

この週末、帰省しておりました。札幌からJRで2時間30分程の帯広市というところが私の実家です。 帰省すると、どうも両親に甘えてしまいます。なるべく自立したところを見せたいと考えているのですが。。。笑

表題の内容について。

前作は、成功するための基礎となる部分を学び、今作では「人に与えること、受け取ること」の重要性に気づけたような気がします。

前作同様、一読の価値はあると感じました。

夢をかなえるゾウ 1?2巻セット (単行本)

夢をかなえるゾウ 1?2巻セット (単行本)

  • 作者: 水野 敬也
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2007
  • メディア: ハードカバー
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6冊目:THE ONE THING

一つのことに集中することで、大きな成果が得られる。マルチタスクではミスが多くなり、結果として作業に追われてしまうことになりかねない。一点集中し、他の仕事にレバレッジを効かせることが成功者のやり方。

また、目指す結果を文章に書き出し友人に伝えることで、成功率は76.7%にもなるという。

目標は大きければ大きいほど良い。そこからの逆算で今現在全力を尽くすべきことが見えてくる。いまの自分の心境にマッチングした内容でした。

ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果

ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果

  • 作者: ゲアリー・ケラー,Gary Keller,ジェイ・パパザン,Jay Papasan,門田美鈴
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2014/01/21
  • メディア: 単行本
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7冊目:池上彰の教養のススメ

理学療法士もといリハビリテーション職は、他人の人生に大きく関わる職業です。脳に損傷を負い麻痺が残ってしまった患者様、関節の手術を受け歩きにくくなってしまった患者様、大きな身体機能の低下は無いが認知機能の低下により日常生活に不自由をきたした方等、超高齢化社会である日本において対象者は幅広く、社会を支える役割を担っているといえます。

しかし昨今では、リハビリテーション専門職要請校の乱立により、その質は低下しているといわれ始めています。私自身高校卒業後すぐに3年制の専門学校に入学したため、専門知識はある程度あるものの、業界外のことに関心が薄かったり知識が無かったりします。

最近、新しい人間関係の拡がりがありました。政治・選挙等の話題がでることもあり、相づちを打つだけになってしまうことも度々。。。単純に、勉強不足です。。。

高齢の方だけではなく、様々な職種や年代の方と関わっていく上で、「一般教養」はとても重要といえます。

「すぐ役に立たないから、一生役に立つ」

教養とは、実学の元であるべきもので、少なくとも受験勉強のために学ぶものではありません。まずは、世の中の仕組みを紐解いていく必要がありそうです。

池上彰の教養のススメ 東京工業大学リベラルアーツセンター篇

池上彰の教養のススメ 東京工業大学リベラルアーツセンター篇

8冊目:池上彰のやさしい教養講座

前回同様、教養の必要性について考えてみます。

世界を知るには、まず日本の歴史現代史を知ることから始める必要がありそうです。日本はこれまで様々な社会問題に直面してきました。第二次世界大戦の敗北や米国との安全保障条約、沖縄の米軍基地在中、高度経済成長にともなう公害問題、バブル崩壊オウム真理教地下鉄サリン事件、そして2011年に起こった東日本大震災原発問題。。。

様々な社会問題や災害に見舞われています。歴史に「もしも」はありません。起きてしまったことは受け入れるしかないのです。起こった事象から教訓として学び、その後に活かしていく姿勢が必要です。しかし、現代の日本社会では規制が厳しく、メディアでは一方向的・一元的な情報の享受しかできないように感じます。

戦後の社会を経験しておらず危機に対する現実感の無い世代にとって、現代社会を学ぶことはそのまま「生きる力」に繋がると考えます。

今後の動きを見据えて、今やるべきことを炙り出していきましょう。

池上彰のやさしい教養講座

池上彰のやさしい教養講座

  • 作者: 池上彰,日本経済新聞社
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2014/05/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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書籍を読んだ後にはなにをすべきなの?

普段の読書を娯楽の一部として扱うならば、それはそれでいいと思います。でもせっかく時間を使って読んだなら、できれば自分の血肉としていきたいですよね。一冊1,500円という価格は決して安くはありませんから。こうしてブログに書評としてまとめていくのもひとつの手段です。ですが書評を書くのにも結構時間がかかりますので、会社員を続けながらやるのは、わたしならオススメしません。

では読書を終えたあとに自らの血肉とするためにはどうすればいいのか?

わたしが推奨する3ステップを解説していきたいと思います。

①読みながら大切なフレーズを手帳に書いていく。

左手で本を持ちながら、右手にはペンを用意します。できれば用意する紙はA4サイズ以下にしてください。わたしはいつも”ほぼ日手帳”を使っています。

そしてとにかく気になったフレーズを書き殴っていきます。一冊の本から10フレーズくらい抜粋できれば十分でしょう。

その抜粋した部分が今のあなたに足りない部分なんです。

②読後の5分間で本の内容をまとめる。

今度はその抜粋したフレーズを2~3センテンスにまとめていきます。読書とは著者との会話ですから、会話の中から生まれた気づきを文章に起こしていくのです。

このときに大切のなのが5分間で完了することです。読後の一番フレッシュな時間帯に、内容をまとめています。

フレーズ、まとめ文章合わせてA4程度にできれば最良ですね。

③行動レベルに落とし込んでいく。

最後に②で書いたまとめ内容を、普段の自分の行動様式と照らし合わせていきます。まとめた内容が100%自分の生活とマッチングする訳ではありません。

7割程度生活に反映できれば合格点かもしれませんね。大切なことは今の生活に依存しすぎないことでしょう。

大切なのは手を使って著者と対話していくことです。それが自分を変える第一歩となるはずなんです。

今日のまとめ

こうして過去の記事をみ返していくと、書評というかそのときの心境に合わせてただただ書き殴っただけのようなものもありますね……当時は20才台前半でしたから、仕事にも自信がまだまだなくて、自信をつけるために書籍を読み漁っていたように思います。

これらの書籍を読んでいたことが直接協力隊合格に繋がったかというと決してそうではありませんが、当時悩んでいた”教養の欠如”をカバーしてくれたのかもしれませんね。

特に、2017年代になって各メディアから取り上げられるようになった“嫌われる勇気”を2014年代に読んでいたなんて、我ながら先見の明があるとしか思えません

最後までお読みいただきありがとうございました!

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