アッサローム・アライクン、YUJI( @sugisshu )です。
協力隊員としての2年間の任期を終えて日本へ帰国します。なんちゃって報告会も今回で最後。やや時系列が前後してしまいますが、2016年後期から2017年3月までの報告をしたいと思います。
【ウズベクあるある】
ウズベキスタンホテルにて、エレベーターのなかで迷子になっているばあちゃんに助けを求められる。#ウズベクあるある— すぎっしゅ@ウズベクブロガー (@wish_yama) 2017年3月20日
満足のいく最終報告会
ウズベキスタンに派遣される隊員は一年次の中間報告、帰国前の最終報告が課されます。どちらも現地人向けではなく隊員向けに行われるのですが、中間報告時には大コケしたわたし。慣れない大衆面前でのスピーチに緊張してしまい「聞き取れなかった」「緊張しすぎ」などの批判的意見をいただきました。
最終方向では見返してやるぞと意気込み、実は中間報告が終わってから一年間、常にスピーチや人前に立つ練習をしてきたのです。人前で上手に話すためには”経験値”が必要になってきますね。アガリ症のわたしは、とにかく人前に出ることに慣れなければならないと思ったんです。具体的な方法論は後日まとめたいと思います。
そして3月17日の最終報告会にアトラス浴衣をまとって参加したわたし。動画を再生できなかったりもろもろの下準備不足はあったものの、緊張もあまり感じずに話すことができました。圧倒的成長を感じられた瞬間でした。隊員からは「悩んでいた様子が伝わった」「感動した」などの意見をいただきました。やったね。
新しい健康体操の作成
1年次には”スイカ体操”を作成しました。ウズベクダンスを教えてくれるダンススタジオや日本語教育を行っているセンターで紹介したのですが、わたしの配属先である病院では立つこともままならない人が多いです。スイカ体操は基本的に立位で行います。座ったままでできる体操は作れないものかと試行錯誤した結果、新しい体操をもう一種類作ることにしました。
その名も”ケリンチャック体操”
ウズベキスタンでは結婚式が人生において大きなウエイトを占めています。そこでウズベキスタンの一般家庭に嫁いだお嫁さんがやる仕事を、音楽にのせて健康体操風に仕上げてみました。使用した曲はウズベキスタンの伝統音楽”アンディジャンポルカ”。この曲を首都で活動する隊員に協力してもらい、生演奏で動画にしてみました。
一見なにかの宗教のようにも見えますが、一応健康体操のつもりです……
この体操が入院患者に大ウケ!音源が欲しい!など好評価を得られました。
タシケント隊員の配属先で健康指導
タシケントで活動している隊員の配属先にて健康指導を行いました。彼女の配属先は難聴のかたが利用されている施設で、50~70歳代のひとが多いそう。指導と言ってもわたしは看護師隊員ではないのでできることは限られています。血圧・脈拍・身長・体重を測って、自宅での体操指導をするくらいのことしかできませんでしたが、いまでも「ユスフジョン(わたしのウズベクネーム)はいつ来るんだ」と利用者の方々は言っているそうです。うれしうれし。
難聴のかたが多いので音がありません。このときの様子も記事にしています。
第25回タシケント日本語弁論大会
ウズベキスタンでは年1回、日本語学習者たちが集まって弁論大会が開催されます。わたしの教えている言語センターからも生徒1名の出場が決まっており、3月12日(日)の弁論大会本番に向けて練習をしていました。名前をZulifizalさんといい、語学センス抜群の女性です。
しかし練習を始めたのは3月にはいってからだったので、毎日のように「弁論大会が不安です」「どんな質問がくるでしょう」と相談してきた彼女。不安を拭い去るために週3回の練習をして、彼女をタシケントへ送り出しました。
活動終了の前日であったためわたしは残念ながら応援にいけなかったのですが、なんとその日の夕方に弁論大会でぶっちぎりで優勝したと電話をもらいました。わたしも活動から帰ったばかりで疲れていたのですが、嬉しさで一気に疲れが吹っ飛びました。
普段の活動だけでなく小さい頃夢見ていた教育に携わったり、そしてその生徒がこんな優秀な成績を修めてくれるなんて、ただただここでの出会いに感謝です。
【すぎっしゅの感動】
兼ねてから指導していた生徒が、タシケント日本語弁論大会で優勝しました。いい夢見させてくれるぜ。#すぎっしゅの感動— すぎっしゅ@ウズベクブロガー (@wish_yama) 2017年3月12日
カザフスタンへの任国外旅行
わたしの大好きなカザフスタン・アルマトイ。フェルガナ隊員・タシケント隊員と一緒に2度目の渡航となりました。今回は冬場の渡航なので一面雪景色。寒さに凍えながらも大好きな隊員といっしょにスケートをしてきました。
まとめ
(ビジネスセンター前でドヤ顔)
全4回にわたる活動報告もこれにて終了です。振り返ると本当にいろんなことがあったなと思います。辛いことや苦しいこともありましたが、それも終わってみれば良い思いででしかありません。大好きなウズベキスタン・大好きな隊員たち。協力してくださった全ての人たちへ。
最後まで応援してくださりありがとうございました!
これであなたもウズベク人。
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