ズドラースト・ヴィーチェ、YUJI( @sugisshu )です。
1ヶ月ぶりに戻った北海道はモスクワより暖かく感じ、ジャケットを羽織れば汗が吹き出るほど。過ごしやすくのどかな風景の広がる北海道はやはりいい場所だなと感じます。 今日はロシア留学の総括と今後の動きについて書いていこうと思います。
それではどうぞ!
Contents
はじめに
(プーシキン大学の卒業証書)
今回の記事ではロシア留学の総括と今後の動きについて記述しています。今後ロシア語学習を始める方やロシアへの渡航を考えている方の参考になればと思います。
どうしてロシア語なのか?
多くの友人たちから質問されるのは”どうしてロシア語なのか?”ということでした。それには深いようで深くないような理由があります。
まずわたしが青年海外協力隊員として2年間過ごしたウズベキスタンは1991年の独立まで旧ソ連の一部でした。独立を果たし25年経過した今でもロシアへの敬意は保たれ、公用語としてロシア語が使われています。
わたしの配属先であったフェルガナ市の医療機関では現地語であるウズベク語のほかにロシア語か使われていました。むしろ医療系の教科書はすべてロシア語で書かれているような状態です。独学でロシア語を学んではいたものの、文法や語彙の基礎がないのでいわゆる”なんちゃってロシア語”をずっと使っていたんですね。
わたしが日本へ帰国する直前に後輩隊員からあるアドバイスを受けました。
「YUJIさん帰国したあとロシアに留学してみませんか?」
これはロシア語を体系的に学ぶいい機会と考え、早速帰国直後からロシア留学へ向けて動き出します。
普段の授業にて。
普段はほかの大学生に混じってロシア語の授業を受けます。彼らは日本で体系的なロシア語を学んでいるので、講師の質問などはおおむね理解できている様子。基本的な語彙力のないわたしは大学生たちに教えてもらいながら、授業についていくだけで精一杯でした。
週末の動き。
とかなんとか言いつつも週末はしっかりと息抜きをします。平日はモスクワ市内を、週末には郊外へと少し足を伸ばしてみました。
モスクワ市内
平日の夜には”夜活”と称してモスクワ市内を観光していました。モスクワ・シティーバスをはじめとしてロシアでも最大のコレクションを誇る”トレチャコフ美術館”などを観光してきました。
キジ島(カレリア共和国)
キジ島とはフィンランド近くにあるカレリア共和国の首都ペトロザボーツクからフェリーで2時間かかる、ユネスコ世界遺産に登録されている木造建築教会のある島です。まるでジブリの世界に迷い込んだような景観に酔いしれてしまいました。
カザン(タタールスタン共和国)
カザンはタタールスタン共和国の首都であり、ロシア国内にありながらイスラム文化の空気を強く残す地域です。ウズベキスタンやカザフスタンなど中央アジアの雰囲気を醸し出し、ロシアの芸術的な面にも触れられる魅力的な街でした。
スーズダリ(黄金の環)
モスクワ滞在最終週には”黄金の環”と呼ばれるロシアの田舎町を探索してきました。順路は遠い方から「コストロマ」「スーズダリ」「ウラジーミル」と、どの街も魅力の溢れる地域です。特にお気に入りはスーズダリです。
1ヶ月のモスクワ生活でかかった総額。
さてここで1ヶ月間のモスクワ生活でかかった総額をみてみましょう。エージェントであるロシア旅行社からの事前情報では15万円ほどの手持ち(ドルが理想)があれば十分とのことでした。
生活費
まず住居費である寮費は1ヶ月間で1,030ルーブル(約1,900円)でした。食事は朝食をバナナ一本とインスタントコーヒー、昼食を学食で、夕食はほとんど外食でした。これらを踏まえた生活費は、
■1ヶ月間の生活費
住居費:1,030ルーブル(約1,900円)
食事代:バナナ4房500ルーブル、昼食300ルーブル×16食、夕食500ルーブル×30食(合計10,000円)
合計で約11,900円となりました。
娯楽費
週末は足を伸ばしていることが多かったのでやや出費がかさみましたが、ここでいう娯楽費とは”お土産代・交通費・食事代”のことを言います。
■1ヶ月間の娯楽費
旅行先:
キジ島、夜行列車往復4,500ルーブル
カザン、夜行列車往復4,000ルーブル
黄金の環、夜行列車1,030ルーブル、長距離バス913ルーブル
お土産:お酒類、800ルーブル
合計で11,243ルーブル(約21,400円)となりました。
実際には各旅行先で5,000ルーブル近く使っていたので、出費はもっとかさみましたが……
1ヶ月間の留学で得たものは”若い世代と関わること”。
この1ヶ月間でモスクワのプーシキン大学でロシア語を学んでいたのですが、語学のほかにたくさん学ぶことがありました。
それが若い人材と触れるということでした。
一緒に生活していたルームメイトたちはひと回り近くも年齢の離れている大学生たちです。彼らはもちろん社会人としての経験はまだなく、もしかしたらわたしが「親や大学の教授以外で、初めて関わる”大人”」だったのかもしれません。
それゆえ気を使わせてしまっただろうし、逆に「こういう風に動けばもっと効率よく生活できるんだけどなー。」と思うことも何度かありました。でもそれは大人の考えであり、高校を卒業して間もない彼らには理解し難い部分もあるだろうと思います。
なので終始なにも意見せずに彼らの生活リズムと同化させることを意識していたのですが、たくさんの気づきがありました。
それが”SNSを利用しての情報共有がものすごく速い”ということです。
わたしもSNSやブログを活用しての情報収集・発信をしていますが、彼らの情報収集能力には驚くものがあります。これからの時代を作っていく彼らの成長の根源に触れた気がしました。
若い世代に触れるということは時代の先を読むことです。この1ヶ月間彼らと一緒に過ごしたことで得るものはとても多かったように思います。
ロシア留学を終えたこれからの動き。
「日本に帰ったらどうするんですか?」
同じクラスだった大学生たちから聞かれた質問ですが、端的にいうと、実はこの先は何も考えていません。
これまでセブ島での英語・今回のロシア語そしてSNSやWeb関連のスキルアップを意識して活動してきたので、それらの経験が活きる働き方をしていきたいと思っていますが、まだ何も見る蹴られていないのが現状ですね。
少し休んでから再スタートを切りたいと思っています。
この記事を読まれた方で何か良い案件をお持ちの方がいたらご連絡くださいね。
なおこの帰国後の半年間で経験したことをまとめると、
■帰国後の半年間での経験まとめ
2017.5~7 セブ島留学(一般英語・医療英語)
2017.8 中央アジア再訪・カザフスタン世界万博観覧
2017.8~9 ロシア留学
写真撮影(Nikon D5500使用)
ウェブ・ライティング
SNS活用マーケティング
などなど。
今後は専門である医療分野の深化とともにこれらの経験を活かしたパラレルワークをしていくことが理想的かなと考えています。
今日のまとめ
以上が“1ヶ月間のロシア留学を終えた感想(学生生活/旅行先/生活費など)と今後の動きについて。”でした!
これまでセブ島留学やロシア留学を経験し、語学にはそこそこの自信がついてきたところです。またSNS関連の動きも精力的に進めているので、専門である医療系の分野に加えてそれらの情報を発信する動き方をしていけると理想かな。
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント