アッサローム・アライクン、YUJI( @sugisshu )です。
夏真っ盛りのウズベキスタンは、日中の外気温50度を軽く超えてきます。
しかし、50度といっても湿度が低いため、低温のサウナに長時間入っているような感じ。日本で50度を記録したら気象災害および人的被害が起きそうですが、湿度の低い中央アジア圏の現地人たちは、環境に見合った方法でうまく生活しているようです。
ところで、みなさん突然ですが……。
かれらの巣はリハ室の窓辺の縁。今年は刺されまいと、巣があると思われる隙間を食べかけのガムで埋めてやった。師長に相談したけどとりあってくれないし。おかげで今年は被害が少ない。#ハチ論 pic.twitter.com/QE71uiiYxa
— すぎっしゅ@ウズベクブロガー (@wish_yama) August 21, 2016
またもや蜂に刺された。これまで通算10回くらいは刺されていると思う。病むぜ。#ハチ
— すぎっしゅ@ウズベクブロガー (@wish_yama) August 21, 2016
Contents
先日、蜂に刺されました
事件現場はフェルガナの隣町、クワソイの避暑地へ向かうタクシーのなかでした。タクシーのなかであれば虫関係は大丈夫と、安心しきっていたところ、突如右腕に文字通り針が刺したような激痛が!!!
大きさは2cmほどのちいさいものでしたが、あれは紛れもなく蜂でした。
昨年の3月に赴任し、最初の夏を穏やかに過ごせるわけもなく、昨年度は通算7回は蜂に刺されています。それぞれ事件現場は、自宅の台所、配属先病院の運動療法室など。そう、ウズベキスタンは自宅であれど、安心して時間を過ごせるわけではないのです。
そして、蜂に刺されたというとやや語弊があるかもしれません。ウズベキスタンの蜂は、触れただけでその部分に毒を盛るのです。このフェイクに何度となく痛い目を見ました。
具体的な症状は、罹患部分を中心として初期症状は痛み、痺れにはじまり、翌日には猛烈なかゆみと腫れが生じます。症状は約1週間みればおおよそ完快しますが、その以前にスズメバチ等に刺されたことがある場合は、アナフィラキシー・ショックを起こす可能性もあります。
かかりつけの病院がある場合にはすぐに行きましょう。
ウズベク人に対処法を聞いたら……
わたしの右前腕が蜂に刺された直後、乗車していたタクシーの運転手が蜂を指で潰し、
「もう殺したから安心してくれ」と頼もしい一言。
刺された右腕を早く直す方法はありますか?
と、困り顔で問いかけたところ、彼は待っていました!と言わんばかりの表情でこう言い放ちました。
「トマトを傷口に塗りなよ。」
トマトを切って塗ると治る?
蜂に刺されたら、罹患部位にトマトを塗れば治るの?
当初の目的であるクワソイの避暑地にたどり着き、半信半疑で運転手の言うとおりにトマトを塗ってみました。
すると、30分後……
腫れがひいた!!
ウズベク人の生活の知恵を拝借したような気持ちになりました。
ジャガイモでも代用可能?
尚この方法は、トマトではなく、ジャガイモでも代用可能なようです。
ジャガイモの場合も半分に切って、切り口を傷口にあてがい、30分待ちます。
なんと、この方法でおでこの虫刺されがひいた!と嬉しそうに話す先輩隊員。
だけど腫れがひいた理由はなんなのだろう.…..
トマトやジャガイモの成分が、解毒作用をもつとは考えにくいし。わたしの持つ知識ではこの理由を解明できませんでした……
さっぱりこれが最強
しかしトマトで腫れがひいたと思いきや、その夜には再び腫れだし、病んで寝付けないような状態になってしまいます。トマトやジャガイモを使った方法は、応急処置的には良いでしょうけど、その効果は長続きしないようです。
自宅でキンカンを発見!
やはり日本製のコレが最強でした。
中央アジア圏および虫に食われやすい地域へ旅行予定のかたは、おひとつどうぞ。
余談です
余談ですが、タイトルの”Д”はキリル文字で、発音は”D”とほぼ同じです。
よく顔文字で使われるこの文字、旧ソ連圏では日常生活で頻繁に出くわします。なんだかニヤニヤしてしまいますね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
これであなたもウズベク人。
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