ズドラースト・ヴィーチェ、YUJI( @sugisshu )です。
今日の記事では、
モスクワから近い旅行先3選
それぞれの行き方
について紹介しています!
プーシキン記念ロシア語大学留学の最終週にはロシアの田舎町である、
「コストロマス」
「スーズダリ」
「ウラジーミル」
まで旅行してきました。その様子を写真多めでお送りしたいと思います!ロシアの田舎旅行を計画している方は参考にしてくださいね!
Contents
- 1 はじめに
- 2 ロシアの田舎町の風景を楽しむなら「黄金の環」。
- 3 わたしが田舎旅を勧める理由。
- 4 「黄金の環」旅行ルート
- 5 旅行の持ち物チェック
- 6 コストロマ
- 7 コストロマの歩き方
- 8 コストロマのマックで”カーシャ”を食べる。
- 9 コストロマ〜スーズダリの移動方法
- 10 スーズダリ
- 11 スーズダリの歩き方
- 12 スパソ・エフフィミエフ修道院(世界遺産)
- 13 スーズダリの特産品といえば蜂蜜酒
- 14 スーズダリでの宿泊先
- 15 スーズダリ〜ウラジーミルまでの移動方法
- 16 ウラジーミル
- 17 ウラジーミルの歩き方
- 18 ウスペンスキー大聖堂(世界遺産)
- 19 ウワジーミル〜モスクワまでの帰り方
- 20 ※追記、ボリショイ劇場でオペラを見てきた。
- 21 今日のまとめ:ロシアの田舎旅は面白い!
はじめに
無事に大学の #卒業式 を終えて念願の #オペラ も見られたので、これで心置きなく旅行に向かうことができます。
今回の旅先は #モスクワ から電車で一晩の距離にある #コストロマ という町です。
都会より田舎に趣があるすぎっしゅは、ワクワクしています。 pic.twitter.com/wUysJyJHml
— すぎっしゅ@札幌シェアハウスの住人 (@wish_yama) September 21, 2017
ロシアの田舎町の風景を楽しむなら「黄金の環」。
ロシアといえばモスクワやサンクトペテルブルクなどの大都会をまわる人が多いと思います。モスクワ市内には魅力的な観光地も多く美術館だってスケールが大きいので見応えがあります。スターリン様式の建築を見て回ることで1日を過ごしている学生もいましたね。
しかしわたしが断然オススメしたいのはロシアの”田舎の風景”を見ることです。
モスクワ近郊には”黄金の環”と呼ばれている古都があります。
これらの地域にはそれぞれ「かつてはロシアの主要都市だった」「モスクワとの覇権争いをした」といった歴史があります。そしてもう何百年も変わらない風景を持ち続ける場所があったり……。
なお「地球の歩き方」にまとめられているのは、
ウラジーミル(訪問★)
スーズダリ(訪問★)
コストロマ(訪問★)
ヤロスラヴリ
ウーグリチ
ロストフ・ヴェーリキー
ニージニー・ノヴゴロド
などなど。今回の旅行では”ウラジーミル・スーズダリ・コストロマ”の3ヶ所を見て回りました。
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/05/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
では次にわたしがなぜロシアの田舎旅をオススメするのかをお話ししていきます。
わたしが田舎旅を勧める理由。
どうしてわたしがロシアの”田舎旅”を勧めるのか、それにはいくつかの明確な理由があります。
まずモスクワやサンクトペテルブルグは、
いい意味で想定内
なのです。
ガイドブックにはそれぞれの歴史的背景や見所スポットがあらかた記述されており、 「この場所でこんなことをするのがツウですよ!」といささか行動規定されているかのような感覚にもなります。それはそれで面白いし旅行ルートが決まっていれば迷うことなく楽しめますからね。
わたしが思うに旅の面白さって、
アドベンチャー感
ではないでしょうか?ガイドブックに掲載されているメジャーなスポットを巡るのももちろん楽しみ方のひとつでしょう。わたしもそれらの情報に沿って計画を立てていることがほとんどです。
でもね、田舎旅ではしばしばその計画が破綻するんですよ。
思うように計画は進まないし、そもそも情報が少なすぎてどんな移動手段があるのかもわからない。そんな状況の中でどうやって行動すればいいのかを考えるのが楽しいんです。
そして田舎には想像を超える風景が拡がっています。
今回訪問した3つの町にはそれぞれ素晴らしい景色が拡がっていました。モスクワにいては絶対に目にすることができないような絶景です。
絶景を写真に納め、現地のお酒を飲み、現地のひとと話をする。
これができるのは田舎しかないんですね。
だからわたしは「田舎旅」をオススメしたいんです。
「黄金の環」旅行ルート
(出発駅のヤロスラブリ駅、クッパ城感がすごい……)
最初の旅先である”コストロマ”までは夜行列車で向かいます。23時20分発車の列車チケットを事前に購入し、発車時刻の1時間前に駅へと到着。駅構内にKFCがあるのでそこで遅めの夕食をとって出発に備えます。
夜行列車も1,030ルーブル(日本円1,900円)と、とても安価なので早い時間に移動して現地で宿泊先を探すよりは、この移動スタイルのほうが快適ですね。次の項で今回の旅行における持ち物リストを公開します。
■移動方法や諸経費モスクワ→コストロマ
夜行列車、1030ルーブル
出発時間、23:20
所要時間、約6時間
旅行の持ち物チェック
(今回の旅行の持ち物です)
今回は最後のロシア国内旅行となりそうなので、過去2回の旅行の反省点を踏まえて、iPad用のUSBケーブルを持っていくこととしました。旅先で地図を検索することが多く電池の消耗も早いので「充電ケーブルがあればもっと快適かな……」と考えていたのです。
そのほかの持ち物についてはこれまでと同様ですね。
■旅の持ち物リスト
ウェットティッシュ
iPad mini4+USBケーブル
一眼レフ(Nikon D5500)+ミニ三脚
手帳、地球の歩き方
電子辞書
歯ブラシ、歯磨き粉
コストロマ
#モスクワ から6時間の田舎町 #コストロマ に来ています。外気4度に対しジャケット一枚は寒すぎる。街の見どころをサクッと網羅し、朝活終了です。
マックの #カーシャ は日本で限定販売してもいいと思うんだ。 pic.twitter.com/XkqvIzvDhP
— すぎっしゅ@札幌シェアハウスの住人 (@wish_yama) September 22, 2017
コストロマの歩き方
(到着したときの気温)
到着した瞬間にとてつもない冷気にさらされました。どうやら外気温は4℃。ヒートテックにジャケットを羽織るスタイルでは寒すぎました。周りのロシア人たちは皆コートを羽織っています。
(イパチエフスキー修道院)
コストロマの目的のひとつである”イパチエフスキー修道院”です。ここはタタール人のチェト公が14世紀に創設されたと言われています。修道院の中を見学することもできたようですが、外気の冷たさに耐えきれず、写真撮影をしてここを後にします。
コストロマのマックで”カーシャ”を食べる。
(マックの”カーシャ”)
何気なく入ったマクドナルドでロシア限定の”マック・カーシャ”を食べることができました。味は素朴なので砂糖を少しだけ足します。うーん、うまい。この商品は日本で限定販売しても売れるんじゃないかなぁ。
コストロマ〜スーズダリの移動方法
(コストロマのバスターミナル)
寒さに凍えつつ駆け足で早々とバスターミナルまで移動し、次の目的地のバスチケットを購入します。
実はこの段階ではスーズダリにいくことを決めていませんでした。
コストロマからアクセルの良い場所を現地で決めようと考えていたので、時刻表と路線図を凝視します。うん、どうやらこのままスーズダリ→ウラジーミまで移動する方がアクセス良さそうだ。
その場で決断しバスチケットを購入します。
■移動方法や諸経費コストロマ→スーズダリ長距離バス、410ルーブル出発時間、9:00所要時間、約4時間
スーズダリ
#スーズダリ の家がとてもかわいくて景色が気に入ったので、一泊することに決めました。街中を歩いているといちいちこんな感じの民家があってワクワクする。
天気が良いので夜は星空でも撮ってみようかな。 pic.twitter.com/Rmf1RGGPxo
— すぎっしゅ@札幌シェアハウスの住人 (@wish_yama) September 22, 2017
スーズダリの歩き方
(バスターミナルから市街地までの小道)
コストロマからスーズダリまではバスで4時間弱なので、現地に到着したのはお昼2時頃。なんだかわけのわからない小道で
「ここがスーズダリだぜ。ここから歩いて1時間で市街地に着く。」
とバスから降ろされます。
いやいや周りに何もありませんがな。
と、不満を抱えつつもとりあえず指定された方向に歩いてみることに。
すると15分ほどで市街地が見えてきました。
(いちいち可愛いスーズダリの住居)
スーズダリは「町そのものが歴史博物館」と称されるほどの場所で、17世紀からほとんど町の風景が変わっていないという。
(こりゃすごい)
中世のヨーロッパをそのままうつしたかのような圧巻の景色です。
スパソ・エフフィミエフ修道院(世界遺産)
(スパフォ・エフフィエフ修道院)
入場料がかかってしまいますが、レーニン通りをまっすぐ歩いたところにある”スパフォ・エフフィエフ修道院”もかなりの見応えがありました。
(教会内部)
(スーズダリのレストランでの夕食)
美しい街並み、美味しい料理、街全体が歴史博物館と称されるのも納得です。
スーズダリの特産品といえば蜂蜜酒
(スーズダリの特産品、蜂蜜酒)
スーズダリの特産品といえばこの”蜂蜜酒”でしょう。商店や露店でも売られており、価格も一本160ルーブルなのでお土産にはもってこいです! 甘口で飲みやすいのですがあっという間に消費できてしまうので、飲み過ぎには注意!
ちなみにわたしは一本をすぐに飲みきった瞬間、恐ろしいほどの眠気に襲われました……侮るなかれ。
スーズダリでの宿泊先
#ロシア の田舎町 #スーズダリ のホテルに宿泊しているのだけど、雰囲気がとても良い。リゾート地のログハウスみたいで、宿泊料金も2,500ルーブル(4,800円)とそんなに高すぎるわけでもない。
これで明日の朝食が美味しかったら最高です。 pic.twitter.com/phxySt7NyY
— すぎっしゅ@札幌シェアハウスの住人 (@wish_yama) September 22, 2017
可愛らしい家が多くとても見応えのあるスーズダリで一泊することに決めました。
(スーズダリ・インの朝食)
■スーズダリのオススメ宿泊先
名称、スーズダリinn
料金、1泊2日2,500ルーブル(朝食付き)
Wi-fiあり
スーズダリ〜ウラジーミルまでの移動方法
(スーズダリのバスターミナル時刻表)
スーズダリからウラジーミルは現地生活における重要インフラのようで、 1日40便以上出ているようです。所要時間も1時間と短く、気軽に移動できますね。料金も95ルーブルととても安いです。
■移動方法や諸経費スーズダリ→ウラジーミル
長距離バス、95ルーブル
出発時間、10:00
所要時間、約1時間
ウラジーミル
宿泊先はロシアのなかでもとヨーロッパの空気を色濃く残すスーズダリ。いちいちフォトジェニックな街並みが印象的。#スーズダリ を後にしてこれから #ウラジーミル に向かいます。 pic.twitter.com/b7QF6TRish
— すぎっしゅ@札幌シェアハウスの住人 (@wish_yama) September 23, 2017
#ウラジーミル をザッと見てまわってきた。駅から小高い丘を登った先にある目抜き通りに、主要な観光スポットが集中していて #ロシア の都市のなかでは圧倒的に歩きやすい。
13世紀にモンゴル軍と争った #黄金の門 は、内部にジオラマがあり、見ごたえあり。 pic.twitter.com/rEiynOOyf7
— すぎっしゅ@札幌シェアハウスの住人 (@wish_yama) September 23, 2017
ウラジーミルの歩き方
ウラジーミルは駅を中心として目抜き通りが一直線に並んでいるのでかなり観光しやすい町でした。帰りのバス時間を到着から4時間後としたのですが、それでも時間を余すほど……モスクワからなら日帰りもできそうですね。
ウスペンスキー大聖堂(世界遺産)
(ウスペンスキー大聖堂)
14世紀までロシアの最高位にあった歴史的な教会。
(黄金の門)
入館料(100ルーブル)がかかってしまいますが黄金の門の内部は歴史資料館となっています。
ウワジーミル〜モスクワまでの帰り方
(ウラジーミルのバスターミナル)
ウラジーミルはバスターミナルと駅が隣接しているのでどちらの方法でモスクワに戻っても良いでしょう。列車で帰ったほうが料金が安く時間も節約できるのですが、1日4便しか走っておらずちょうど良い発車便がなかったため、今回はバスでモスクワまで変えることとしました。
バスは1日10便近く出ているのでとても便利です!
※ただしバスの運転はかなり荒いので車に酔いやすい人はやめておいた方がいいかも…。
■移動方法や諸経費ウラジーミル→モスクワ
長距離バス、408ルーブル
出発時間、14:20
所要時間、約4時間
※追記、ボリショイ劇場でオペラを見てきた。
(公演が終わったあとの会場内)
#モスクワ のオペラ?オーケストラ?を見てきました。諸事情により、劇場に入れたのは開幕から1時間以上経過したころ。
メディアや雑誌で見かける輝かしいロシア芸術の世界がそこにありました。
コーヒー、一杯200ルーブルが高いと思ったけど、日本円で380円くらいならむしろ良心的。 pic.twitter.com/1T8BKX88n0
— すぎっしゅ@札幌シェアハウスの住人 (@wish_yama) September 21, 2017
実は出発の日の夜に、あの有名な”ボリショイ劇場”でオペラを見てきました。いや、オペラなのかはわたしにはよくわからないのですが、ステージで劇が繰り広げられ、ステージ下で演奏オーケストラが劇の進行に合わせて奏でるあれです。
留学している大学の卒業式だったこともあり19時の開演には間に合わなかったのですが、到着してすぐに自分の席を探します。劇場員に案内してもらった先は野球でいう”外野席”のようなとろこ。目下にはドレスアップしたロシア人の観客が見えます。
「これがロシア芸術か……」
そう感嘆の声をあげたくなるような素晴らしいステージでした。1,300ルーブル(日本円2,500円)の桟敷席だったのですが、それはもう、ロシアの芸術にうっとりと酔いしれる貴重な時間でした。
今日のまとめ:ロシアの田舎旅は面白い!
以上が「都会より断然オススメ!ロシアの田舎旅行についてまとめてみる。」でした!
やはり田舎旅行は楽しいですね。今回の旅先で一番よかったのは断然”スーズダリ”でした。可愛い町並みに、美味しい料理、こんな街に住みたいと思わせる魅力的な街です。
■移動手段と必要経費
モスクワ→コストロマ(夜行列車、1030ルーブル)
コストロマ→スーズダリ(長距離バス、410ルーブル)
スーズダリ→ウラジーミル(長距離バス、95ルーブル)
ウラジーミル→モスクワ(長距離バス、408ルーブル)
スーズダリでの宿泊先についてもまとめておきますね。
■スーズダリのオススメ宿泊先
ホテル名:スーズダリinn
宿泊費:2,500ルーブル(1泊2日、朝食付き)
Web:www.suzudalinn.ru
場所:スーズダリのバスターミナルから市街地へ向かう途中
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント