マガンダンハポン、YUJI( @sugisshu )です。
わたしは今セブ島医療英語特化の語学学校HLCA(ハルカ)に留学しています。観光地や比較的発展している場所の多いセブ島ですが、一歩街の外に出ればそこはすぐスラム街だったりします。毎日の衣食住に困っている家庭がまだまだ多いのが現状。今週は学校内に掲示されていたボランティア募集要項を見て、週末炊き出しボランティアに参加してみることとしました。
はじめに
今週はセブ島のスラム街に住む子供達を対象とした炊き出しボランティアに参加することにしました。様々な学校から生徒さんが集まるボランティアなので、どんな人と会えるのか楽しみですね。
運営母体であるSLPCの担当者と事前にメールで連絡を取り合い、わたしの通うHLCAからは4名の参加となりました。
SLPCとはどんな団体なの?
今回我々が参加した炊き出しボランティアの運営母体はSLPC(Sustainable Livelihood Projects Cebu)というところで、世界的に貧困層へのサポートを行なっているNGOのセブ支部だそうです。
運営理念は「食育、教育、就労支援を通じて、セブに住む貧困層の子供達へ支援を行う」ことだそうです。セブ支部は2015年にNGO団体として登録され、月に1回また夏休みなど留学生の増える時期には毎週炊き出しボランティアをやっているそうなんですね。
事前に担当者からの連絡では”子供達と思いっきり遊んで、お腹いっぱい食べさせてあげてください”とのことでした。なんだかその理念・考え方を聞いただけでも涙が出そうです……
▼公式Webサイトは以下からご覧ください。
週末炊き出しボランティアに参加してきました
(集合場所のRobinson Galleria)
今回の炊き出しボランティアの集合場所である”Robinson Galleria”までタクシーで向かいます。多分ジプニーでいけないことはないのですが乗り継いで行かないといけないし、土曜日で道が混んでいるようなのでタクシーを使います。宿泊しているAlicia Hotelからは124ペソでした。
(スラム街へと向かいます)
炊き出しボランティア参加者の多くは他の語学学校に通っている日本人の生徒さん(大学生のような風貌でした)や、フィリピン人の先生たちで、合計40名近くになったそうです。集合場所から隊列を組んでスラム街へと向かいます。
(寄付の解熱剤)
スラム街で生活する子供達の多くは体調を崩してもまともな病院にかかることができません。そこで今回炊き出しをする地域で生活する子供をもつ親御さんたちに、解熱剤を配布します。この薬自体も寄付で賄われているそうなんですね。
セブ島スラム街の現状
(子供達の待つ教会)
スラム街にある教会に到着しました。そこには50名近くの子供達がわたしたちに会うために待ってくれていたようです。炎天下のもと子供達との交流が始まりました。
(子供達と交流する参加者たち)
子供達との交流の仕方は人それぞれです。折り紙を折ってあげたりシャボン玉で一緒に遊んだり、肩車して走り回っている人もいました。やや出遅れ気味に到着した我々は、スラム街で生活する人たちの民家を見学して回ります。
(スラムでの生活の様子)
ここで生活する人たちは基本的に衣食住が満たされていません。その日に食べるものを手に入れるので精一杯。寄付のワクチンを渡すと笑顔で”ありがとう”と言ってくれました。
(炊き出しの様子)
スラムの生活を見学した後は炊き出しが始まります。良い香りが立ちこめますね。匂いを鍵つけて子供達が集まってきました。炊き出し作業を分担して、2列に並ぶ子供達に一杯づつの水遁を配ります。
水遁を受け取った子供たちは嬉しそうな表情でした。一通り子供達へ配り終えた後は、大人たちにも配布します。しかし多くの大人たちは”わたしはいらないから子供達にあげてください”と遠慮がち。
一通り配布を終えたら最後に記念撮影をしてスラム街を後にします。
どれくらいの頻度で行われているの?
スラム街の週末炊き出しボランティアは月一回、多いときには毎週行われるようです。特に日本からの留学生が多くなる7~8月は毎週行われるんだそうですね。今回はスラム街でしたが、普段は孤児院などでも行われているようです。
先日お会いした元JOCVの方も孤児院に着なくなった服を届ける活動をしているそうです。
今日のまとめ
セブ島の炊き出しボランティアに参加してきました。セブ島の中心街は比較的裕福な家庭が多いのですが、今回訪問したスラム街などではまだまだ衣食住に困っている貧困層の家庭が多いのが現状です。まだ1ヶ月はセブ島滞在が続くので、今回だけでなく継続的に支援していきたいと思います。
■SLPC
Webページ:http://go-cebu.com
参加費:1回500ペソ (2回目以降は300ペソ)
活動時間:15時〜18時
最後までお読み頂きありがとうございました。
これであなたもフィリピーノ。
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